今回は歌詞から。
レベッカというグループはご存じでしょうか?
1980年代に一世を風靡したバンドで、「フレンズ」は名曲でレベッカを知らない世代でも聞いたことがあるくらい有名ですよね。コチラ↓
え?80年代を知っているのはおっさん?
えぇ、おっさんですが何か?( ´ー`)y-~~
独特な声と歌い回しが特徴のレベッカですが、中でもちょ~暗い曲があるのをご存じでしょうか?(;´∀`)
それは「moon」という曲で、曲調も歌詞も暗いんです。はい。
聞くとテンションがダダ下がりすること請け合いです。
その曲中の歌詞で、とても印象に残っているものがあります。
母が非行に走って家出をする娘に泣きながら言う台詞で、
「壊してしまうのは一瞬でできるから、大切に生きて」
というものです。
私はこの部分が妙に心に残っていて、それを言った母親の心境にまで思いを至し、勝手に落ち込んでしまいます(´;ω;`)
そう、人生は一瞬で壊れます。
積み上げていくのは大変ですが、壊れるのは一瞬なのです。
身近に感じませんか?
料理だと分かりやすいですかね。
料理って、作るの大変ですよね。下ごしらえから始まって、炊飯や調理、盛り付けまで結構時間がかかります。
でも、食べるのは一瞬ですよね(‘Д’)
私なんか食べるのが早いので、5分で食べちゃいます。
2時間かけて作った料理が、5分でなくなるのです・・・。
それと似ていると思います。
仕事もそうですよね。それなりの立場になるまで、コツコツと長い年月をかけて努力を積み重ねる必要があると思います。
でも、悪いことをやって逮捕されたら、それが一瞬で壊れます。
会社での地位はもちろん、社会での地位を失い、家庭は崩壊し、近所からも白い目で見られます。
地位が落ちるだけなら上げれば良いですね。でも、刑務所に行ってしまったら、もう簡単には上げられません。
というか、刑務所はそういう底辺の人達が集まっており、それが普通の感覚になってしまうのですね。
何より怖いのは、落ちた地位に慣れて何とも思わなくなることです。守るべきものがなくなると、ある意味で怖いものがなくなってしまうのです。
そうなるとブレーキが効かなくなって、人生の暴走が始まってしまいがちです。
私も仕事を失って、守るべき地位を失いました。でも変にガチガチの職場だったのもあり、今は逆にとても晴れやかで清々しい気持ちです。
何でもって訳にはいかないですが、自由に溢れていて何にでもチャレンジしようという意欲にも溢れています。
不思議なものですね。失って得る典型でしょうか。
話を戻します。
一瞬で人生を壊してしまわないようにするにはどうすれば良いのか。
それは、徐々に壊していく・・・
ではなく、引返せる内に引き返すことです。
大人であれば、自分の行為の先に待つ結果を想像できるはずです。
本当は入り口で思いとどまり、回れ右するのが理想ですが、入ってしまっても深入りする前であれば十分リカバリーできます。
深入りしてしまっていたらダメージは大きいですが、生きている限り人生はやり直せます。
悪い人生は、気付いた時からやり直せば良いんです。
それをダメージコントロールといいます。
せめて、悪い人のまま死ぬのではなく、最後だけでも良い人になって微笑みながら死にましょう。
そんな生き様は如何ですか?
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