「光ったナイフは、草原の中に捨てられていても、いつか人が見出すものだ。」
これは、明治の哲学者であり宗教家の「清沢満之」氏の格言です。
「磨き抜かれて光り輝いたナイフは、例え草原の中に落ちていても、必ず誰かが見つけ拾い上げるものだ。」
という意味であり、とても深い言葉ですね。
人に置き換えると「自分自身を絶え間なく磨き続けて光り輝いている人は、アピールせずとも評価される。」といえます。
他方で「こんなに頑張っているのに、全然評価されない・・・。」と嘆く人をよく見かけます。
さて、この違いは何でしょうね。
経験上、嘆く人ほど大した努力もしておらずサビサビですね(‘Д’)
輝いている人ほど、結果を出す自信があるからこそ自己主張もせず黙々と仕事してます。
サビてる人ほど、自分に不安で頑張っているアピールに走ります。
「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」とは小説家「井上靖」の言葉です。
ちゃんと上司は見ているので、アピールする暇があったら自分を磨けと言いたいですよね。
え?私?ゴマすりで指紋が無くなりましたが何か?(-。-)y-゜゜゜
私の持論で、分母理論というのがあります。
人は、少数のチームの中では自ら役割を見出して自主的に担い光り輝きますが、そんな人でも大勢の中に入ると埋もれて輝きを失ってしまいます。
それは、少数の中では「自分がやらないと!」と自分の存在意義を感じるものの、大多数の中に入ると「自分がやらなくても・・・。」となってしまうからです。
大勢の中に入っても、一人一人が「自分がやる!」と頑張れば、精強なとても良い組織になりますね。
これは働きアリの法則とも似ています。
それは、「2割のアリはよく働き、6割は普通に働き、2割は怠ける」というものです。
その「よく働く2割」のアリを集めても、結局は上記の割合で分かれれてしまうそうです。
要するに、個々の性格によるものではないということですね。まぁ性格的に怠ける奴はどこに入れても怠けると思いますが(;・∀・)
では、どうすれば皆が「よく働く」グループを作ることができるのでしょうか。
私が心掛けていたことを紹介します。
結論からいうと、分母を細分化し、一人一人に分母を少なく認識させるのです。
例えば清掃を例にすると、作業員が20人いたとして、全員を同じような作業をさせれば、上記のアリの法則が発生してしまいます。
よって、2~5人くらいに分けて、それぞれに別々の任務を付与します。Aグループは玄関、Bグループは階段・・・みたいな。
そうすると分母が小さくなり、個々の意識は高くなります。
分かりやすく数式で示すと、
・少人数の場合
1人/2人チーム=0.5の力
・多人数の場合
1人/20人チーム=0.05の力
・精強な組織の場合
1人/2人チーム×10チーム=5の力
何となく分かりますかね??(;’∀’)
もっと言えば、全体のリーダーと各グループリーダーを1人作り、管理の責任を付与します。
そうすることで、自分自身は楽しながらも全体の作業はとても効率化されます。
要はリーダー自身が怠ける担当になるということですかね(#^^#)
ただ、やはり人の心情もありますから、状況を見て手伝ったり、ジュースを差し入れたり等のケアも必要だと思います。
色々な考えや手法があり、上記はほんの一例です。
あと私がよく使った手としては、リーダー自身が何も理解してないポンコツ役を演じ、全員に「自分が頑張らないと!」という危機感を持たせるというものもあります(^_-)-☆
あれ?皆さんの理想のリーダーとはかけ離れたダメダメ上司ですね(;´∀`)
ポンコツ野郎を地で行っていましたが何か?(-。-)y-゜゜゜
気を取り直してまとめます。
★人は分母が小さいほど輝く傾向にある。
★大きい分母でも多く輝かせたければ、分母を見かけ上でも細分化し、一人一人の認識上の分母をできるだけ小さくする。
★リーダーはポンコツで良い(-。-)y-゜゜゜
そんなリーダーは如何ですか?
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