「いまやらねば いつできる わしがやらねば たれがやる」
この名言をご存じでしょうか?
彫刻家の「平櫛田中(ひらくしでんちゅう)」氏の言葉です。
氏は、文化勲章も受賞した著名な彫刻家で、数々の名言を残されたことでも有名です。昭和54年に日本の男性最長寿記録(当時)となる108歳で逝去されました。
国立劇場のロビーにある「鏡獅子」は、20年の歳月をかけて制作された大作だそうです。私も拝見したことがありますが、とても力強く人を惹きつけるものがあります。
えぇ、わたくしげーじゅつはよく分からないんですが・・・(;´∀`)
詳しく知りたい方はこちらから↓
この名言の意味は、そのままです・・・。
しゅーりょ~(-。-)y-゜゜゜
冗談は別にして、単刀直入で心にグサッときませんか?
私が昔ある仕事の担当をすることになった時、未だに私の指針となっている上司から言われた言葉があります。その担当する仕事は大きな課題を抱えており、その対策として私が抜擢されたようで、
「その担当はお前だから。お前が解決しなかったら、組織は何も前に進まないから。」
それまでは「やれ!」と言われた仕事をこなす毎日だったので、とてもプレッシャーに感じると同時に武者震いしたのを昨日のことのように覚えています。
これが「当事者意識」というものです。
以前の記事「リーダーの思考法」で解説した「分母理論」で、一人一人が「自分がやる!」と頑張れば良い組織になると述べましたが、同じような意味です。
「やれ!」と言われた仕事をこなしているだけでは、この当事者意識は生まれません。
当事者意識のない仕事は、何のスパイスも効いていないカレーと同じです。
スパイスの効いていないカレー、美味しくないですよね~( `ー´)
個人的にカレーのルーは、ディナーカレーが一番好きです。
カレーって色々なルーを混ぜた方が美味しいって知ってました??
各社で特徴があるので、その特徴が混ざり合って深みが出てくるのです。
さらに、一晩寝かせるとコクと旨味が増すと言いますね。でも一晩寝かせなくても、作ってから一旦冷ませるだけでもコクが出ますよ!お勧めです(*’▽’)
って話が脱線してしまいました(;’∀’)
えーっと、何の話でしたっけ??
そうそう、カレーに納豆を入れても美味しい・・・・ってもぅええわ!
気を取り直して「当事者意識」です。
「だれがやる」ではなく、「だれかやる」ではダメなんです(笑)
この当事者意識を、一人一人が持った組織は最強です。
では、どうすればこの「当事者意識」を手に入れることができるのでしょう?
一人一人が留意することとして、
★仕事に当たって「なぜ」「どうして」を常に考える
★何事にも疑問を持ち、どうあるべきか考える
ことです。
上司として部下に「当事者意識」を持たせるには、
★各自に考えさせる。(1から10まで全て教えない)
★各自に小さくても良いので具体的な目標を持たせる
★仕事を細分化し、分母を小さくする(「リーダーの思考法」参照)
を意識すると良いと思います。
ちなみに、この氏の言葉はこれで全文ではなく、その前があります。
「実践実践また実践
挑戦挑戦また挑戦
修練修練また修練
やってやれないことはない
やらずにできるわけがない
いまやらずしていつできる
わしがやらねばたれがやる」
これが全文です。
特に「やってやれないことはない」「やらずにできるわけがない」はとても私の心に刺さります。
「世の中に失敗というものはない。
チャレンジしているうちは失敗はない。
あきらめた時が失敗である。」
とは京セラ創業者の「稲森和夫」氏の言葉です。
「失敗と成功は裏腹になっている。
みんな失敗を恐れるから成功のチャンスも少ない」
とは本田技研創業者の「本田宗一郎」氏の言葉です。
「SEIKOは精巧だ」
これは私の親父ギャグです(-。-)y-゜゜゜
とにかく、何事も失敗を必要以上に恐れず、一人一人が当事者意識を持ってチャレンジすることが大切ですね。
でも恐れることも必要ですよ。それはまたの機会に(^^)/
そんな生き様は如何ですか?
コメント
当事者意識は本人が責任をどう感じるか
他責でなく、自責としてやり遂げるか
そこにやりがいや自分の自信に繋がるよね
良い話をありがとう!
やっぱり大企業で出世している人は言うことが違いますな(-。-)y-゜゜゜
在宅勤務ってなんですかぁ〜₍₍ ◝( ˙ ꒳ ˙ )◟ ⁾⁾