お前が消えて喜ぶ者に、お前のオールを任せるな!

これ、何だか分かりますか?

答えは、2006年にリリースされたTOKIOの「宙船」という曲の歌詞の一節です。

そらふねの200%増しイメージ図

後輩女子がカラオケでこの曲を歌った時に、この部分がとても印象に残って以降、十八番になりました(^^♪

これだけでも何となく意味が分かるかもしれませんが、解説していきます。

この曲は、TOKOメンバーである長瀬智也さん主演のドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の主題歌でした。

ドラマは見てない関係ないので割愛します。

この曲は、聞けばまず分かると思いますが、中島みゆきさんの作詞作曲です。

単にノリの良い曲という訳ではなく、メッセージ性が高いのもうなずけますね。

中島みゆきさんは、1975年にデビューしたシンガーソングライターで、「時代」や「わかれうた」、ドラマ「家なき子」の主題歌となった「空と君のあいだに」、そしてプロジェクトXの主題歌となった「地上の星/ヘッドライト・テールライト」はとても有名ですよね。

数々の賞を総なめにし、2009年には紫綬褒章も受賞しています。

全体的に暗い曲調が多いですが、独特な歌い回しやとてもメッセージ性が高く聴く者を惹きつける歌手で、私はとても好きです。

さて、その「宙船」の歌いだしが、

「その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ

お前が消えて喜ぶ者に お前のオールを任せるな」

です。

中島みゆきさんらしい歌いだしですね(^^♪大好きです。

そう。この曲は人生を歌ったもの・・・だと思います(;´∀`)

この部分の解説をする前に、他の歌詞も見ていきましょう。

「その船は自らを宙船と忘れているのか

その船は舞い上がるその時を忘れているのか」

という部分があります。

本当に独特な言い回しですよね。誰にも真似できない才能を感じます。

疲れ果てた宙船のイメージ図

人生は本当に多くの苦難があり、生きるのに疲れ果てることがあります。

そうしている内に、希望を失い、自らの可能性も信じられなくなっていってしまいがちです。

考えや行動もどんどん悪い方に向かって負のスパイラルに・・・。

そこで冒頭に紹介した歌いだしがサビで再び登場します。

よく「どうする?」と聞かれたときに「任せる」とか「何でも良い」と答える人がいますね。

まぁ私もよく言うのですが・・・(;´∀`)

それは良いとして、何か大切な決断をするときにも「どっちでも良い」と相手に判断を投げる人がいます。

私はそれは如何なものかと思う訳です。

自分の意志はないのでしょうか。

日本人の良い所であり悪い所です。

場の雰囲気を壊さないとか、相手が傷つかないようにという配慮も分かりますが、自分の意志を聞かれたら、きちんと答えるのが礼儀です。その上で調整すれば良いのです。まずベースはお互いの意見を出すことから始まります。

自分の重要な判断に関して、意見をやアドバイスを求めることは大切です。でも判断自体を他人に委ねるなど言語道断です

仕事においては、自分がのし上がろうとするだけでなく、他人を蹴落とそうとする敵も多いですよね。

あなたの重要な判断を、そういう輩に任せると大変なことになるのは火を見るよりも明らかです。

自分の人生は、自分で作るのです。

そうすれば、失敗した時に後悔しません。

他人に任せて失敗したら、その他人に当たりますか?自分が任せたのですから、それはルール違反です。

結局、やり場のない怒りと後悔だけが残ります。

その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ

お前が消えて喜ぶ者に お前のオールを任せるな

中島みゆきさんは、そう言っているのです。

自分の頭で考え、自分で判断し、自分で行動しましょう

そして、その結果には自分で責任を持ちましょう

そんな生き様は如何ですか?

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