私の趣味は撞球=ビリヤードです。
皆さんはやったことがありますか?
ビリヤードって、ちゃんとスポーツとしてやろうとするととても難しいです。
原理は、キュー(棒)で手球(白い球)を撞くという非常にシンプルなスポーツです。
でも、まず球体を棒で撞くということ自体、とても難しいことだし、手玉にアクションを与えてコントロールするのが勝負の決め手なのですが、それがまた難しい・・・。
初心者の方は、カシュッとなってちゃんと手玉を撞くことができず、取っ付きにくいスポーツなのではないでしょうか。
そこがとりあえずは何とかゲームになるボーリングとは違うところでしょうか。
私は平成12年に師匠と出会うまでは、飲んで友人たちと撞くだけの素人プレイヤーでした。
ハウツー本を読んで、それなりに技術も研究していたので、同じく素人の友人には負けないレベルでした。
しかし、球屋(ビリヤード場)でマスターから師匠を紹介され、相撞きしたときの衝撃は今でも忘れられません。
9ボールをプレイしたのですが、いきなりマスワリ(ブレイクから9ボールまで取りきること)を決められ、私はただ唖然とバカ面さげて座って見ているだけでした・・・(゚д゚)
9ボールは、まずバンキングという順番を決める勝負をして、買った方がブレイクという最初に撞く権利を得ます。
ブレイクして何かがポケットした(穴に落ちた)ら、続けてプレイできます。
ただし、ファールがあれば交代となります。
ファールの例としては、手玉がポケットしてしまう、体が球に触れてしまう、両足を浮かしてしまう、二度撞きしてしまう・・・etc
手玉(白球)しか撞いてはいけません。
そして手玉を台上の最小番手の球に当てなければなりません。
ポケットするのは最小番手でなくても良いです。
例えば、最小番手の球に手玉を当てて、ポケット前にあった9ボールに当たって9ボールがポケットしてもオッケイなのです。
何も落ちないか、ファールすると交代となります。
ファールなくポケットし続けると、ブレイクから最後の9番まで続けて落とすことになり、それがマスワリなのです。
ちなみに、ブレイクで何も落ちず交代して、相手がそのまま撞き切ることを裏マスと言います。
ビリヤードに求められるのは、先玉(落としたい球)を確実にポケットし、手玉を次に落としやすい位置にコントロールすることです。
そのために、手玉を撞くときにわざと上下左右を撞いて回転を与えたりします。
それによって、先玉に当たった後にバックスピンで戻ってきたり、先玉に追従して進んだり、ビッタリ止めたりというアクションが可能になるのです。
素人の人はあまり気にしたことがないと思いますが、キューの先にはタップといわれる革などのパーツがついており、実際に手玉に触れるのはその部分のみです。
それ以外の部分で触るとファールとなります。
車でいうとタイヤみたいなものですね。
なので、マイキューを持っている人は、タップを自分でマメに手入れして、チビってきたら交換もします。
マイキューを持つことは、格好つけるため・・・
ではありません( ;∀;)
毎回同じ感覚で撞くことができるため上達が早いし、失敗の原因を特定しやすいのです。
その他自分好みにカスタマイズできることや、なによりも「上達しよう!」っていう意欲の源になります。
1万円も出せば、それなりの性能のキューが手に入りますよ。
私のマイキュー?もちろんカスタムメイドしてくれるメーカーにオーダーした一品ですぜ(^^♪
独身末期に駆け込みで注文したのは内緒(-。-)y-゜゜゜
まぁそれは良いとして、以上のようにビリヤードはルールはシンプルです。
でも非常にメンタルのタフさが求められます。
例えば、球屋ではハウストーナメントといわれる試合が定期的に開催されていますが、その決勝戦の「この9番を落としたら勝ち!」という場面なんか、計り知れないプレッシャーがかかります。
経験したことないけど(-。-)y-゜゜゜
練習では99.9%外さない配置でミスる訳です。
そこには色々な心理が働く訳ですが、長くなったのでそれはまた次回に(^^)/
ビリヤードって本当に奥が深くて面白いですよ。
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