最近の若い者は・・・
と年配の方はよく言いますが、私が若い頃から耳にする言葉です(;・∀・)
採用や新人教育に携わっていると、若者と接する機会が多いです。
毎年、「若者の特徴」というものがピックアップされて組織としても対策をとっています。
その特徴は、年によって大きく変わる訳ではありませんが、年代によって微妙に違います。
その中で、
「コミュニケーション能力が劣る」
という特徴は、近年は必ずと言っていいほど挙がっています。
今回は、リクエストをいただいた中からコミュニケーションのコツについて解説します。
コミュニケーション能力低下の背景
コミュニケーション能力の低下が叫ばれて長いです。
これは、我々が若い頃にはあまり言われていませんでした。
その違い、背景は何でしょう。
ずばり、IT技術の発展と普及です。
携帯やスマートホンが普及し、今や家庭内でも会話はlineで・・・という話も聞きます。
前職の後輩で、目の前に座った人に伝えるべきことを、社内メールでやった・・・という人もいました。
まさに象徴的な出来事ですね。
つまり、会話はリアルタイムで返答しなければなりませんが、メールだと考える時間を取れ、安心して行えるのでしょう。
また、面と向かって言えないことも、メールなら言える・・・というところでしょうか。
lineいじめなんかもありますね。
この背景を踏まえて検証していきます。
忘れてはならないこと
人と人がコミュニケーションをとるためには、「顔を突き合わせて、自分の言葉で」というのが基本となります。
今は新型コロナ対策でリモートワークが否応なく主流になっていますが、必要な情報のやりとりは、メールだけでなくビデオ電話で顔を見ながら行っているはずです。
文章にすると、意図したこととは微妙に違って受け止められたりして、齟齬が生まれやすいです。
会話ならすぐに意図を確認できるし、訂正もできます。
まずは、積極的に人と会話することを心がけましょう。
テレビに向かって話していてもダメです。
ましてや、壁に話すようだと別の意味で危険です・・・(;・∀・)
そのためには、積極的に人と関わるようにしましょう。
人との接触を避けず、逃げず、思い切って話しかけてみましょう。
会話は、話がどう発展するか分からないし、じっくりも考えられないのでエネルギーを使うかも知れません。
でもそれは必要なリソースです。
交友関係を広げれば、色々な意味でメリットも大きいです。
多量のリソースが必要だったとしても、将来必ず大きなリターンも得られるはずです。
会話のコツ
会話は心のキャッチボールです。
心から出た言葉でないと、相手の心には届きません。
そうです。会話のコツは相手を思いやることです。
自分が何を話したいか
ではなく、
相手は何を話したいか
を考えて会話を組み立てて下さい。
そのためには、まずは相手の話をよく聞くことです。
それを「傾聴」といい、カウンセリングの世界では基本となっています。
相手の話をよく聞き、何を言いたいのか、何を求めているのかを理解し、さらに深堀して質問をしてみて下さい。
自分の言いたいことは二の次で良いのです。
その方が、口下手の人でも自分は話さなくて済むから会話が続くでしょ??
コミュニケーションのコツは?と聞かれれば、
多くの人と多くの会話をすること
であり、秘訣は?と聞かれれば、
相手から話を引き出すこと
です。
人は、話を聞いてもらえるとすっきりして快感を覚えます。
話をドンドン引き出してあげれば、きっと仲良くなれるはずです。
そんな生き様は如何ですか?
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