突然ですが、皆さんは敵が多いですか?
ポリシーを持ち、それを貫けば貫くほどに敵は多くなりがちになります。
周囲に合わせ、自我を抑え込めば抑え込むほどに味方は多くなります。
今回は、賢い生き方について述べたいと思います。
味方は少なくても良い
人生において、当然味方となる人が多い方が良いに決まっています。
ですが、味方を作ろうとするあまり、自我を必要以上に抑制して、周囲に迎合していませんか?
人それぞれ、性格があって自我の強弱もあるので一概には言えませんが、私は迎合する生き方には反対です。
何が何でも自分の主張を通せということではありません。
社会は人の集まりであり、人が10人集まれば10通りの考えがあり、主張があり、色があります。
それぞれが自己の意見ばかりを主張していても、社会は成り立ちません。
そこで妥協というものが必要になります。
自分の考えをベースに、全体を見て考えて、何がベターかを考え、話し合い、妥協点を見つけます。
その時に、自分の意見を述べず、ただ周囲に同意する人っていますよね。
そういう人は、確かに周囲と衝突することもなく、良い関係を築けるかもしれません。
でも、それではあまりにもつまらなくないですか?
折角この世に生を受けて、1人の人間として集団の中で生きている訳ですから、自分の思うことは述べるべきです。
砂浜も、波にもまれてぶつかり合って角が取れ、丸くなっていくのです。
きちんと自分の意見を述べ、周囲と意見をぶつけ合い、他人の意見も尊重して認めるべき所は認め合って、初めて良好な関係を築けるのではないでしょうか。
周囲に迎合してできた味方なんて、本当の味方ではありません。
ちゃんと意見をぶつけ合える味方が、本当の味方なのです。
残念ながら、本当の味方なんて多くはないはずです。
学生時代ならともかく、社会に出ればそれぞれの立場があり、思惑があり、利害があるからです。
無理して表面的な味方を増やそうとせず、嫌われるのを覚悟してでも主張はしましょう。
日本人は、嫌われるのを恐れ、議論自体を避けすぎだと感じます。
そこからは、良いものは生まれません。
敵は多くない方が良い
とは言え、頑として自分の意見を妥協しない人は、敵を多く作ります。
必要以上に敵ができることを恐れる必要はありませんが、無意味に増やす必要もありません。
より広い視野を持ち、他人の意見もしっかりと聞いていけば、自分には欠けていた視点や発想もあるはずです。
意見をぶつけ合ったうえで、客観的に見てどうあるべきかを探り、どっちの意見を採用するかではなく、新しい意見を作れば良いのです。
そうすれば敵は生まれにくくなります。
とはいえ、どうにも折衝できない相手というものは、一定数いるのも事実です。
そういう人は敵になっても仕方ないです。
遅かれ早かれ、そういう人は敵になります。
敵になってしまったら、接点を減らせば良いだけです。
でも、あまりに多いと、社会生活自体が成り立たなくなりますね・・・。
敵ばかりになる社会(グループ)は、自分には合っていないということです。
自分に合った環境を選びましょう。
賢く、でも自分らしく生きる
上記を踏まえ、まとめると、
◎自分の意見はちゃんと言うべき時に言う
後からゴチャゴチャ言う後出しジャンケンは、恥ずかしい行為です。
意見を言うべき時に意見がないのは論外ですが、後から言うのは絶対にやめましょう。ただし、状況が変わってリカバリーが必要な場合は別です。
◎意見を擦る合わせてベターを作る
自分が絶対に正しいとは限りません。自分の意見を通すことよりも、他人の意見も良く聞き、皆にとって何がベターかを考えて擦り合わせましょう。
そうやってブラッシュアップされるのです。
本当の味方は、あらゆる時に力になってくれます。
敵は、あらゆる時に足を引っ張ろうとします。
表面的な味方は、自分の意見をブラッシュアップしてくれることがなく、何の役にも立ちません。
ちゃんと反対意見も言ってくれるのが、本当の味方である証拠です。
表面的な味方を増やそうとせず、一定数の敵を恐れず、しっかりと自分を持っていれば、必然的に真の味方が増えることでしょう。
そんな生き様は如何ですか?
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