健常者なんていない!?

皆さんこんにちは♪

先日電車で「席譲りますマーク」を初めて見ました。

皆さんはご存じですか?

これは、電車やバス内で妊婦さんに席を譲りたい人が、その意思表示のために身に着けるタグで、妊娠中の奥さんに席を譲ってくれたのがおばあさんだったという経験を踏まえて、育児休暇中の男性が考案したものだそうです。

マタニティマークの利用について厚生労働省の許可は受けていますが、あくまでも個人で製作・販売(制作にかかる実費相当のみ)しているそうです。↓

HP~『席ゆずりますマーク』に込めた想い (starfree.jp)

マタニティマークは有名ですが、これは知らない人が多いのではないでしょうか。

ところで、私には苦い経験があります。

何年か前に、電車で座っていたら目の前に妊婦さんらしきお腹だけがポッコリ出た細身の女性が立ちました。

反射的に「あっ席変わります(*^-^*)」と立ち上がったところ、「えっ?どうして??」という微妙な反応・・・・。

「えっ妊婦さんですよね?」と確認したところ、「違いますけど!!(# ゚Д゚)」

がび~ん( ;∀;)

とってもとっても気まずくなり、そのまま謝って顔を真っ赤にしながら隣の車両に逃げたのでした・・・。

それ以来、必ずマタニティマークを確認してから声をかけるようにしています(;・∀・)

でも明らかに妊婦さんなのに、付けていない人や、付けていても周囲から見えないようにしている人がいます。

体が大丈夫なのであれば良いのですが、周囲に気を遣われるのが辛い・・・や、本当に体が辛い時には目立つように出そうという考えかもしれません。

さて、妊婦さんにお年寄りが席を譲ることに関しては賛否あると思います。

今回は、障がいなどのハンディキャップを負った方と健常者について、少し考察したいと思います。

身体に障害を持った人や怪我などのハンディキャップを負った人は、周囲の協力があると助かるのは間違いのない事実です。

また、そういう人たちを助けようという意識を持った人がほとんどだと思います。

では、そのハンディキャップは、どうやって見分けますか?

妊婦さんならマタニティマークがあります。

足を怪我した人なら、松葉杖をついているかもしれません。

腕を怪我していれば、吊っているかもしれません。

では病気は?

外から分かりませんよね?

一見してそれと分からない人には、協力しなくて良いのでしょうか?

「否」ですよね?

これはどこかで聞いた話です。

「健常者とは何か?みんな心も含めてどこかに大なり小なり問題を抱えている。そういう意味では、全員が障がい者だ。」

う~ん、深いですね。誰しもどこかに問題を抱えている・・・。確かにその通りだと思います。

話を戻して、病気などの一見してハンディキャップを負っていることが分からない人に対してはどうすれば良いのか。

答えは、先ほどの言葉の中にあると思います。

そもそも、「健常者だから障がい者を助ける」という発想が間違っているのではないでしょうか?

目の前で困っている人がいたら、自分が障がい者だろうと健常者だろうと自分ができる範囲で助ければ良いのではないでしょうか。

お婆さんが妊婦さんに席を譲ったのは、そういうことなのだと思います。

それを第三者が正しいだの間違っているだの言うのはナンセンスです。

身体のどこにも問題などない!って人もいるかもしれません。

でも、腹痛をおこすことはないですか?

電車で座っていてお腹の激痛に襲われている時に、目の前に立った妊婦さんと席を替わらなければならないでしょうか?

健常者だからと言って、一律に譲らなければならない道理はありませんよね?

逆も然り。

障がい者だからと言って、全員が常に助けられる必要もないのです。

健常者だの障がい者だのという表面的なものにこだわらず、

今目の前で困っている人がいるならば、今の自分にできる範囲で助けましょうよ。

ということが大切なのではないでしょうか?

一見して困っていることが分からない人のために、「私はあなたを助ける用意がありますよ!」っていう意思表示のタグ、皆さんはどう思われますか?

声をかけるのをためらってしまう恥ずかしがり屋さんの日本人ならではのものかもしれませんね。

そんなものがなくても、気軽に助け合えるのが理想なのでしょうけれど・・・。

あっでもお腹の大きな女性に声をかけるときは、十分注意してくだいね(-。-)y-゜゜゜

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