知られざる警察学校の世界~生活編~

皆さんこんにちは♪

暑くなったり寒くなったりで身体がついていきませんよね(;・∀・)

下着を調整して風邪など引かぬようにお気をつけください。

このタイミングで風邪をひくと、漏れなくPCR検査を受けられますけど・・・。

漏れると言えば花粉も酷いようですね。でも今はマスクをしているから鼻水が漏れ出ていてもバレないですね。

んな訳あるかい( `ー´)ノ

さて( ´ー`)y-~~

前回、警察学校の「概要編」についてお話ししましたが、今回は「生活編」をお送りします。

入校予定の皆さん、引き返すなら今ですよ~。(しつこい)

警察学校での生活

初任科に入校すると、全寮制で漏れなく全員が寮に入って団体生活を送ります。もちろん男女は分かれてますヨ。

寮は、近年は個室化の傾向にあります。

ちょっと前までは、大体4~8人のいわゆるタコ部屋でした。

これまでの最短記録で、部屋を見た瞬間に「こんな団体生活はできない」と言ってそのまま辞めていった者もいましたね(;^_^A

朝から晩まで時間が決められていて、例え寮であっても厳しい管理下に置かれて忙しい毎日になります。

携帯電話の使用を制限されたり、休日しか外出できなかったり、それまで自由を謳歌してきた人にとってはかなり窮屈に感じるはずです。

でも厳しい体育会系の部活やってた人には苦でもないレベルです。

平日は、6時に起床し、点呼(整列して人数確認)、体操からの運動、朝食、制服に着替えて登校、授業、昼食、授業、掃除、夕食、風呂、自習、自由時間、点呼、消灯といった流れです。

勉強のほか、洗濯から制服のアイロンがけや靴磨きなど、とにかくやることが多く時間に追われます。

時間を意識して素早い行動をとれるようにするため、そう仕向けるのです。

行動が遅い人は、消灯までにやることを完了できません。

消灯後も起きていると、チェックされて漏れなく罰が待っています(*´▽`*)

やっとの思いで消灯を守れても、油断はできません。非常招集訓練があるかもしれないからです。

寝こみで発令して、もうないと油断させて朝方にまた発令するという極悪非道な教官もいます。

私はもちろんそんなこと・・・(-。-)y-゜゜゜

休日は朝寝坊できるかと思いきや、起床と点呼と運動までは揃って行う県もあります。警視庁なんかでは金曜の夜から外泊が認められているので、朝から自由です。

朝の運動も、ガッツリ走ったりします(*_*)

その他、実技系の授業でもとにかく走らされ、ついていけない人は脱落して辞めていきます。

1日に何回も着替える日もある位、身体は動かすので覚悟しておいてください。

あと地獄を見るのは、機動隊の完全防護の格好で盾を持って走る訓練ですね。こんなの↓

あれ、もちろん夏場にもやるのですよ。大声で掛け声をかけながらです。

今でこそ上品にジャグで飲み物を作っていますが、昔は大きいポリバケツにボウルで作った氷とスポーツ飲料の粉と水を入れておいて、杓子でお椀に入れて回し飲みしていました。

その内面倒になってお椀で直接バケツから汲んで飲んでましたね(;´∀`)

寮にこんな詩が紙に書いて張ってあったのが印象的です。

「酒より美味い 訓練時のバケツの水」

こればかりは体力も必要なんですが、気合で乗り切るしかないですね。

嫌だ嫌だと思っていると気持ちが萎えて落ちる(脱落する)ので、どんと来い!位の気持ちで臨みましょう(^_-)-☆

ちなみに教官も一緒の格好で走ってますからね。文句は言えない訳です(;´∀`)

とにかく膝や腰や足や股関節等の身体を壊しやすいので、入校前に運動習慣はしっかり付けて身体を作っておいた方が良いです。

あとは、何かにつけ腕立てが待っています。

朝の運動で腕立て、体育で腕立て、教科外活動で腕立て、忘れ物したら腕立て、ミスすれば腕立て、連帯責任で腕立て・・・etc

体罰だ!と思うかもしれませんが、鍛錬です。教官も一緒にやってますから(^_-)-☆

教官も大変なんですよ~。

それと、ひたすら怒鳴られます。些細なことでも・・・。

それには理由があって、大きな声や怒鳴られることに慣れさせるためです。

現場に出てからは、酔っ払いやゴロツキから怒鳴られることなんて日常茶飯事です。

それにビビっていたのでは警察官は務まりませんからね。

さすがに警察学校と言えど、今の時代に殴る蹴るの暴行を加えることは許されません。

武道などで合法的にボコボコにしますけど。

精神的にガンガン追い詰められるので、心も鍛えられます。

心が弱い人も、どんどん脱落していきます。

あと大きな声を出せないと厳しいです。通報されない程度に練習しておきましょう(*´ω`*)

初任科というのは、入校前まで学生でチャラチャラしていた採用者を教養訓練して、現場で通用する警察官を育成するのが目的ですが、ある意味、そういう心や身体が弱い者を振るい落とす場所でもあるのです。

その証拠に、採用から半年間は条件付き採用と言って、割と簡単に辞職させられる期間が設けられています。いわゆる試用期間ってやつですね。

現場は過酷です。死と隣り合わせですからね。下手すれば自分だけでなく、一般市民や同僚まで死に追いやってしまう危険性があるわけです。

初任科で耐えられない者は、現場でも耐えられません。

さて( ´ー`)y-~~

同期というものは、いわゆる「同じ釜の飯を食った仲間」であり、高校や大学の同級生とはまた違った関係性ができます。

力を合わせないと、到底乗り切れない試練がたくさんあるからです。

それだけ山あり谷あり地獄ありの濃い時間を過ごす訳です。

入校式や卒業式にはご両親や祖父母もお見えになりますが、多くの方が涙します。

入校式は、入校してから数日後に行うのですが、それまでに警察礼式という姿勢から歩き方やら敬礼やらを徹底して仕込まれます。

たった数日ですが、皆さん「あんなにグータラだった我が子が数日でこんなに変わるのか!?」と感動する位に成長するのです。

そして卒業式には、数々の試練を乗り越えて心身ともに逞しくなった我が子を見て涙するのです。

卒業では、親御さんだけでなく彼ら自身も涙します。

困難を乗り越えたんだ!という達成感のほか、やっとこの地獄から解放されるという安堵もあるのでしょう(*’▽’)

それくらい厳しくないと、教官は失格なのです。

たまに学生から好かれたいのか、優しい性格で他人に厳しくすることができないのか、学生に甘々の教官がいますが、私に言わせれば失格です。

そこに愛がないとダメですが、心を鬼にしないと教官の本分は果たせず、学生自身が現場に出てから苦労するのです。

学生を思う愛があるからこそ厳しくなるのです。

私?そう、心で泣きながら厳しくしていましたよ(-。-)y-゜゜゜

それだけ、教官にとっても彼らと過ごす期間は濃いものであり、卒業式には涙する教官も多いんですよ。

私?私は涙が枯れ果てているので(-。-)y-゜゜゜

何となく警察学校の雰囲気が伝わりましたでしょうか?

何か知りたいことがあれば、お気軽に質問くださいね。

ここでは書けないことにもお答えします(^_-)-☆

続きはまたの機会に(^^)/

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