賃貸VS持ち家論争で見落としがちな要素3つ

皆さんこんにちは♪

朝晩はかなり涼しくなりましたね~(^^♪もう夏も終わりですね。

うちは昨年注文住宅を建て、冬~春~夏と過ごしました。

断熱などの性能に少しこだわって建てましたが、冬と夏を経験してこだわった部分の答え合わせが出来ました。

世には、賃貸派VS持ち家派の終わりなき論争が続いていますが、私が経験したことを交えてお話ししたいと思います。

賃貸派の人も参考にはなると思うので見ていってください。

まず、結論から言って私は持ち家派です。

でも、万人に勧める訳ではありません。家という資産を持つことが向かない人もいますし、経済的には賃貸の方が相対的にお得です。

その論争をよく目にしますが、「経済的」な部分と「気軽さ」がよく語られていますね。

しかし、「快適性」と「健康面」と「所有欲」の点についてはあまり触れられていない気がするので、その観点でお話をします。

まず、私の家の仕様を簡単に説明しておきます。

デザインを売りしながらも性能面もアピールする地場の中規模の工務店で建てました。

【構造】

2×4(外壁部のみ2×6)木造2階建て

【断熱性能】

壁厚を確保して断熱材をより多く入れるため、外壁のみ2×4から2×6に変更しました。

断熱材はウレタン吹き付けで、140mmほど。

屋根は200mmほど。もっと厚くしたかったのですが、構造上無理でした。

床も構造上暑く出来なかったので、素材をより高断熱なネオマフォームに変更しました。

これで約70万位追加でかかりました。

窓はYKKAPのアルゴンガス入り樹脂ペアガラス(もちろんスペーサーも樹脂)

日が差す窓には、小庇を追加。

以上で、Ua値(断熱性能)が0.43というまぁまぁの数値に。

【気密性能】

引き違い窓を減らしたり、細かい部分まで隙間を埋める努力をしていただき、気密度合いを表すC値は0.6という結果でした。

特筆して良い訳ではありませんが、ちゃんとこだわらないと出ない数値です。

【耐震基準】

耐震等級は最高レベルの3を取得。

【総論】

そこまでお金をかけずに、それなりの性能の家ができたと思っています。

さて( ´ー`)y-~~

話を戻して、持ち家の最大のメリットである 「快適性」と「健康面」と「所有欲」 について語ります。

快適性

私が建てた家は特別高性能ではありません。

でも、一般の建売住宅に比べると大きな大きな差があります。

そして、賃貸住宅(一戸建て)に比べると比較にならないほどの差です。

現に、真冬もリビングの14畳用エアコン1台で家中の暖房を賄いました。

断熱性能を向上させると、一度暖めてしまえばそうそう冷めないからです。

日の光でも暖まるので、電気代もあまりかかっていません。

夏は熱気が上に溜まるので、複数台のエアコンを回しました。

でも小庇やシャッターにより日光を遮蔽していたので予想よりも暑くはなりませんでした。

当たり前ですが高断熱でも夏はエアコン入れないと暑いです(;´∀`)

その他、壁を厚くしたことにより防音性も優れています。

本当に快適そのもの。

賃貸では、オーナーがコストをかけてまで快適性を追求するはずがありません。

それを売りにしている物件もあるかもしれませんが、確実に賃料に跳ね返ってきます。

そこに住んでしまえば気にならないことかもしれません。

でも確実に毎日の生活の質に影響するし、健康にも影響しています。

健康面

快適であることは、健康面にも直接影響します。

欧州では、最低室温が18~23度でなければならないと法令で規定されています。

それを下回ると健康リスクがあることが分かっているからです。

残念ながらそのような考えや規定は日本にはありません。

建築基準法もゆるゆるで、住宅に関しては日本は明らかに後進国です。

日本の一般的な賃貸住宅で欧州の基準を満たした生活をするとなると、相当な光熱費がかかります。

結局経済的にどちらが優れているか分からなくなりますね・・・。

でも、一般的な建売住宅も性能面では賃貸に近いです。

消費者自身が知識不足で性能よりも価格を最優先にするからです。

また、今は24時間換気なるものを設置する義務があります。

折角冷暖房しているのに、外気が入ってきて不快!と切る人も多いようです。

これは健康に悪い影響を及ぼします。

不快にならない熱交換システムを備えた24時間換気も、注文住宅なら選べます。

まだシステムとして完成形に無いとは思いますが・・・。

所有欲

持ち家には「我が家」という満足感があります。

これは絶対に賃貸では得られないものです。

私も何度か賃貸に住んでいましたが、心のどこかに「借りている」という遠慮が消えません。

汚したらどうしよう、傷つけたらどうしよう、壊したらどうしよう・・・これらの感情ですね。

持ち家は、どこに釘を打とうが棚を作ろうが勝手です。

そういう安心感というか、遠慮なく生活できる心地良さは間違いなくありますね。

なによりも、「自分の家だ!(厳密に言うと妻名義なので自分ではない(;’∀’))」という解放感があります。

それがまた快適性に繋がっています。

さて( ´ー`)y-~~

持ち家を推す内容になってしまいましたが、いかがだったでしょうか?

賃貸には、契約時や退去時の礼金やら敷金やらクリーニング代金やら鍵交換やら、訳の分からないぼったくりのシステムがあります。

とはいえ、住宅ローンという大きな負の資産を持つリスクは間違いなくあります。

結局はその人が何を求めるか・・・です。

建売住宅をディスる気はありませんが、建売が一番中途半端な気がします。

建売は家の仕様について何も選べません。

値段は注文住宅と大きくは変わりません。変わる分は性能分だと思って良いです。

私なら、建売戸建てを買う位なら駅近の中古マンションか、新し目の賃貸マンションにしますかね。

これから先、人口は減って住宅は余る一方です。

中古を買うなら少し待って駅近の分譲マンションがお得です。

ということは、売ることを考えるなら新築分譲マンションは駅から絶対10分以内の物件にしましょう。

できれば5分以内が理想ですかね。住宅が余りゆく時代にあって、駅から遠いマンションは特別な付加価値がないとまず買う人はいません。ということは売れません。

規模としては、小規模~中規模までが良いと思います。

大世帯の物件は、空き家が増えてきた時に修繕費が集まらず管理が行き届かなくなって廃墟化する可能性が高いです。

同じ理由で、タワーマンションは賃貸なら良いですが絶対に買わない方が良いです。

すでに買われた方は、売れる内に早めに売却することをお勧めします。

一概には言えませんが、10年後、20年後に激しく後悔することになることは明白です。

大きい買い物ですから、よくよく考えないと人生を大きく狂わす結果になります。

何にせよ、何かをする時には自分で調べるようにしましょう。

情報弱者は、いつの時代も良いカモにされます。

自分で努力して賢く生きましょう。

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