最悪の災害に備える

皆さんこんにちは♪

先日、熊本県で震度5強という割と大きな地震がありましたね。

これは南海トラフと関連しているのかという情報を耳にした方も多いと思います。

南海トラフ、ここ最近はニュースでもよく取り上げられていますね。

皆さんはご存じですか?

名称や専門的な知識は別にして、今後起こりうる可能性の高い危機は絶対に知っておくべきだし、備えもしておくべきです。

もちろん、南海トラフ以外にも警戒しておかなければならない災害は噴火など多岐にわたります。

地震・雷・火事・親父・・・俺かい!!

とりあえず今現在で一番直近に起こりそうな災害ということで、今回はざっくりと南海トラフにより発生する地震とその備えについてお話ししたいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

南海トラフとは

Wikipediaより引用

ざっくり言うと、南海トラフとは四国の南の海底にある水深4,000m級の深い溝のことです。

地球は幾つかのプレート(地盤)でできており、それぞれが常にゆっくりと動いていて、その境界においては、どちらかがどちらかのプレートに沈み込んでいます。

日本はこのプレートの境界がいくつも存在するため、火山が多いし地震も多いんです。

日本の南には、相模湾から四国にかけてこの境界である南海トラフが長々と存在しており、その各所で過去100~200年周期でM8クラスの大きな地震が起きているのです。

それらは、各所で発生する場合もあれば、連動して同時に発生することもあります。

前回大きな地震があったのが1944年と1946年で、それから80年くらい経っていることから、そろそろ危ないんじゃね?となっている訳です。

ちなみに、気象庁が公表している想定震度などは以下の通り。

気象庁HPから引用

静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになる。

気象庁HPから引用

また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されている。

関東以南が軒並み大きな被害を受けますね。

東日本大震災の時には、被害の軽かった関東圏や関西圏から救援がなされました。

でもこれだけ広範囲に被害が広がると、いったいどこが助けに来てくれるのか・・・と思ってしまいますね(;’∀’)

他人事でないのが分かっていただけたでしょうか。

基本的な考え方

現在の科学をもってしても、地震の正確な予測は不可能です。

予想もしないタイミングで発生する可能性もあるほか、総合的に判断してそろそろ危ないと言われている今、私たちは一人一人が備えなければなりません。

「誰かが助けてくれるわ~」と思っている方は、今すぐに考えを改めてください。

自助

まず地震が発生した時には、自分の身を自分で守る必要があります。

それぞれが正しい知識に基づいて自分の身を守って、一人でも要救護者を減らすことです。

大災害時には、救急隊や救助隊自身も被害を受けています。

彼らも被災者なんです。

それでも彼らは家庭よりも優先して出勤し、救助等に当たるのです。

その人数や資材は有限であり、一度に多くの活動はできません。

なので、まずはそれぞれが自分の身を守り、彼らの手を煩わせないことがとても重要です。

大災害時には、すぐに助けは来ないものと理解しておくべきです。

ハッキリ言って、電話回線が生きているかも怪しく、通報すらままならないことが予想されます。

また、運よく自分や自宅が無事だったとして、数日間そこで生きていく備えも必要です。

水は備蓄していますか?食料は?

何でもかんでも「おんぶにだっこ」で、国や県や市や町ががどうにかしてくれると思っていませんか?

水や食料の配給も、すぐには始まりません。

最低でも3日は自力で生きられるよう準備しておかなくてはなりません。

共助

上記の通り、公的な救助・援助はすぐには望めません。

被害の軽い各地から増援がきて徐々に可能になるため、1週間以上かかると思っておいた方が良いです。

それまでは、地域の助け合いが絶対不可欠です。

近年は地域のコミュニティが弱くなってきていると言われており、ここが心配されるところです。

地域で防災訓練などが行われていると思いますので、一度は参加しておきましょう。

近所の人と顔を合わせておくだけでも全然違います。

どこに避難するのか、どこに災害備蓄がどれだけあるのかも把握できますからね。

知れば、その少なさに愕然とするはずです。

なので、まずは自助なんです。

ちなみにうちの地区では、「大丈夫」と書かれた日本タオルが各住戸に配布されており、発災時には玄関先につけることになっています。

それが出ていない住戸には、避難しながら皆が声をかけていくというシステムになっているんです。

これ素晴らしいなぁと思いました。

日ごろからの事前準備

全ては日ごろからの準備がものをいいます。

発災してからでは遅いのです。

身の安全の確保

発災時、自宅にいた場合にはそこで身の安全を確保しなければなりません。

身を隠すテーブルなどはありますか?

大型の家具や家電は固定していますか?

大きな揺れになると、テレビなど吹っ飛んできます。

そして地震時に大きな問題となるのは、火事です。

揺れが収まったら、火の元を確認する手筈を家族みんなで共有しておきましょう。

火事は自分だけでなく周囲の家も危険にさらします。

外で罹災した場合、揺れが収まるまでどうするのか、家族で事前に話し合っておきましょう。

基本的には強い揺れが襲ってきた場合、歩くどころか立っているのもままなりません。

公園などの広場があれば、そこにいるのが安全でしょう。

なければ、まずは古い住宅などの塀から離れるとともに、電柱や樹木の転倒に注意しつつ摑まるのが最善と思われます。

揺れがおさまったら、メールや災害用伝言サービス(運用開始まで少々時間を要する)にて家族間で安否の連絡をしておくとお互いに安心できます。

その時には、安否だけでなく、家にいるのか、どこに避難するのかも添えると良いでしょう。

総務省|安全・信頼性の向上|災害用伝言サービス (soumu.go.jp)

通常のメールや電話は、すぐに統制されて非常につながりにくくなるので、運用が開始されれば災害用伝言サービスが有効です。

事前に訓練で使えるタイミングがあるので、一度試してみましょう。

ちなみに東日本大震災の時には、ショートメールは送信から1日とか遅れて着信したので、送る際には日時を添えると良いでしょう。

lineなどは比較的早く送受信できていたみたいです。

そもそもアンテナ設備が倒壊すれば携帯が使えなくなるということも想定して、今や数少なくなった公衆電話の位置も家や職場周辺くらいは把握しておきましょう。

避難場所・ルートの確認

居住している地域の避難場所を確認しておきましょう。

地図だけでなく、実際に歩いてみましょう。

そうすると、発災時には崩れそうな崖や階段を避けるルートを選定することができます。

備蓄の準備

運よく自宅にて避難生活を送れる場合、自宅において救援物資到着までの間を生きなければなりません。

基本的に、人間は何も食べなくても3週間!?生存できると言われています。

でも水分をとらないと3日しかもたないそうです。

という訳で、飲み水の確保が最優先ですね。

スーパーなどでも、保存水がペットボトルで売られているので備蓄しておきましょう。

場所はとりますが、1日1人2.5L必要だそうです。

推測ですが、3日もあれば自衛隊などが派遣されて水の補給は始まるはずです。

なので、最低限準備するとなると2.5L×3日×人数分ですね。

近くに河川や地下水などの水源がある場合、携帯用の浄水器を備えておくのも手でしょう。

蛇口に付けるやつではなく、サバイバル用の本格的に除菌などができるやつです。

これはコンパクトで場所をとらず実績もあるので、飲み水の備蓄が足りなくなった際などに雨水タンクの水を飲めるよう買ってあります。

いざとなれば、持ち出して用水路の水をチューチューと・・・。

その他、雑用水としてトイレを流すだとか体を拭くとか、飲用水とは別に何かしらの水はあった方がいいです。

うちは雨水タンクを設置して、普段から植木の水やりや洗車などに活用していますが、マンションなどではふろ水をお湯張り前に洗う(要は常に貯めておく)などの方法が良いでしょう。

食料

いざとなれば3週間は食べずに生きられる・・・とはいえ、腹が減っては元気が出ませんよね。

少しずつでもかじられるようなカロリーメイトや菓子類だけでも備蓄しておきましょう。

消費期限を見て、古いものから食べて補充すればいいのです。

カップラーメンは意外と消費期限が短いので要注意です。

何年も持ちそうですけどね。

火を使わないと食べられないものは、避けた方が良いですね。

何も使えないことを想定して、一切調理せず食べられるものが良いです。

冷蔵庫が生かせられればベストですね。

何とかポータブル電源などで生かしたいところ。

半日冷やしとけば、開け閉めしなければ半日くらいは冷気も持つそうです。

電気

電気は必要です。

携帯を充電するにも、ランタン等の明かりを充電するにも。

普段使いのモバイルバッテリーだと、もって1日です。

できれば、ポータブル電源を買っておくと安心です。

モノによっては、電子レンジや湯沸かし器やIHも稼働可能です。

私はこれを買いました。

コンパクトながら700Wの家電まで使えて、LED照明も付いています。

今やポータブル電源も非常に多くの中国メーカーから商品が出ていますが、このメーカーは日本に窓口があり、日本人が開発にも携わっていて、取説も完全な日本語で、不具合等の対応も良いとの評判だったのでこれにしました。

冷却ファンもついていますが、よほどのことがない限りフルで回らず寝室においてもうるさくないです。

可能なら後日詳細なレビューをアップしますね。

ポータブル電源も限りある電気。

そのポータブル電源を充電する手段も確保しておかないと、1日で使えなくなります。

携帯式のソーラーパネルなどを買っておけば、晴れていれば日中に充電が可能だし、普段から使っていれば節電にもなりますね。

自宅屋根にソラーパネルが設置してある家庭では、停電時に自立運転に切り替えて100V1500Wまで使えるようになります。

これも晴れていればポータブル電源の充電などに使えますね。

本当は家庭用蓄電池があれば良いのでしょうけど、めちゃくちゃ高いですからね。一般家庭では現実的ではないと思います。

その代わりのPHV車です。走る発電機兼蓄電池です。

ガス

ガスは止まると想定した方が良いですね。

使えたら超ラッキーですけど。

最低限の煮炊きを可能にするため、私は卓上コンロを買っています。

カセットガスをセットして使うタイプですね。

カセットガスもある程度備蓄しておけば、お湯位なら結構長期に沸かすことが可能となります。

お風呂なんて入れませんけど、お湯で身体を拭けるだけでも本当に大きな違いです。

暑さ寒さ

春や秋などの過ごしやすい季節ならば良いでしょう。

最悪を想定するなら、真冬や真夏を想定しておきましょう。

冬は何とかなります。厚着するなり布団にくるまっていれば良いのですから。

夏はどうにもなりません。

最低でもポータブル電源で扇風機を使いたいところ。

我が家では、PHV車の電気でエアコンを稼働させる予定です。

基本的に100V1500W以内の家電なら動かすことができるので。

さて( ´ー`)y-~~

相当長くなってしまいました(;’∀’)

災害は1年後かもしれないし、5年後からもしれないし、30年後かもしれません。

でも明日かもしれないのです。

焦る必要はないと思いますが、災害が起きてからでは町から物資は全てなくなります。

事前に備えておくことを強くお勧めします。

家族で災害時の対応について、打ち合わせもしておきましょう。

そうすることで、新たな疑問も出てきたりして、理解が深まったりより緻密な計画を策定できます。

それだけ準備していても、いざ災害となれば慌てて頭の中は真っ白!

計画通りにはいかないものです。

だからこそ、事前に想定して準備しておくべきなのです。

自分や周囲がパニックになることも想定して準備しておきましょう。

さて、いつ発災することやら。

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