仮説思考で働き方改革を

皆さんごきげんよう♪

北京オリンピックが終わりましたね。

開催自体にも色々な議論があり、競技にも色々な疑惑があり、実際に色々なドラマがあった冬季五輪だったと思います。

中でも、思わぬ転倒や誤審や失格に泣いた選手が多かった印象ですが、皆さんはどう感じましたか?

私は実際に現地で競技した訳ではないので、実のところは何が悪かったのかは分かりません。

不幸にも不本意な結果に終わった選手には、心から同情します。

それまで血を吐くような努力をして来たでしょうに・・・。

本番での不運は本当に無常だと思います。

運も実力のうち?いえ、実力も運のうちです。

ほんと、報われない時ってありますよね・・・。

さて( ´ー`)y-~~

仕事で何をやっても上手くいかない時もありますよね。

誰もが認める位に頑張っているのに、悪い方にしか転がらない・・・。

頑張れば頑張るほど疲れて気力も無くなっていって・・・。

それがまた悪循環になって・・・。

「あいつは大して努力もしていないのに、何で上手くいくんだ。」

なんて人を羨んだり・・・。

「自分はなんて運がないんだ。」

と運命を呪ったり・・・。

そんな方はやり方を見直してみてください。

同じやり方でがむしゃらに突き通しても、同じ結果が待っています。

何か一つ歯車を変えれば、全てが好転するかもしれません。

今回はそんな物事を成す上で大切な考え方をご紹介します。

仮説思考に変える

内田和成氏の「仮説思考」をご存じでしょうか?↓

とても参考になるので読んでみてください。

内容を引用しながら解説します。

何か事を成すに当たって、まず思いついたことにいきなり着手していませんか?

以前「頑張らない努力」でもお話ししましたが、テストでいきなり全体を見ずに書き始めるのと同じです。

まずは、求められている結果にどうしたらそれに最短距離で到達するのか考えましょう。

正解なんて分かりません。分からないから考えるんです。

「こうやったら、こうなってこうなる」という筋道を立てて、逆算して何から着手したら良いか考えましょう。

その時に仮説が有効になります。

道は無限にあります。ありすぎてどれを選んで良いのか迷います。

そこで筋道に仮説を立てるのです。

「これをこうやったらこうなって、こういう結果になるはず」という風に。

そしてその仮説に従って作業を開始する訳です。

もし仮説が間違っていることに気付いたら、躊躇なく軌道修正しましょう。

仮説をちゃんと立てていれば、間違いに気付くのも早いはずです。

「こうやればこうなる」という仮説の道を作っているからです。

これを何も考えずにとりあえず着手した場合、その作業の結果が出るまで方向違いに気付かない可能性が高くなります。

それって単なる情報コレクターになってしまうと内田氏は言っています。

確かに・・・(;^_^A

これって失敗を検証する時にも役立ちますね。

「これをこうやったからこうなったのではないか。」

と仮説を立てて検証すれば、間違いに気付きやすいです。

これって科学や医学の世界では常識ですよね。

職種や役職の固定概念を捨てる

職種というジャンルの中にそれぞれの会社などの組織があって、その中に役職があって、それぞれ立場で物事を考え実行していますよね?

それはそれで組織としての体を保つために必要なことです。

それで円滑に回っていることも多いでしょう。

でも一度上手く回らなくなってくると、がっちり嚙み合った歯車がどんどんあらぬ方向に回り出してしまします。

そういう場合は、一度歯車を外してみましょう。

役職や担当という概念を捨て、固定概念に囚われずに知恵を出し合うのです。

これは個人でも同じことが言えます。

ジャンルの全く異なる業界のことって、本当に未知ですよね。

でも、あえてその未知の世界に飛び込んでみるのも手なのです。

そこに解決策があったりします。

未知ってことは、未知数でもあるのです。

あっ良い事言った(^^♪

もしかしたら、そのジャンルで飯が食えるほどの才能を持っているかもしれません。

自分(組織やチーム)の持っている知識や経験で対処できないのであれば、新たなジャンルに活路を見出してみるのです。

ダメかもしれないけど、その場でただもがいているいるよりは、よっぽどマシですね。

一番ダメなのは、考えることを放棄して呆然とすることです。

何も解決しません。

その点において、プロ野球の日本ハム監督になった新庄氏に着目しています。

良くも悪くも、何かが大きく変わるはずです。

何かを変えたい時って、こういう思い切った手法が必要なのだと思います。

細部こそ大事にする

上手くいかない時こそ、細部まで大事にしてみましょう。

「神は細部に宿る」と言いますね。

これは諸説あって定かではありませんが、芸術家の言葉というのが有力です。

絵画や彫刻などの芸術作品において、全体の印象というのは、細部まで大事にしてこだわっているか否かで決まる・・・。そういうことだと思います(;^_^A

芸術は全然分からないんですけど(-。-)y-゜゜゜

でも何となく分かる気がします。

例えば、洗車でいうとタイヤハウス内やパーツの合わせ目などの細かい部分まで綺麗にしないと、全体の印象としてイマイチすっきり仕上がらないのは事実です。

一流ブランドのスーツでパリっと決めても、ワイシャツがよれよれだと台無しですね。

ビジネスの世界でも同じことが言えます。

同じ仕事で同じ方向を向いていても、それぞれが抱きているイメージって微妙に違うはずなんです。

こういう細かい部分のズレが、後々修正不可能になるまで食い違ってきたりします。

AIと違い、人間がやる仕事なのでズレは仕方ないことです。

でも、この細かい部分にこだわって、微修正を加えていけば大きなズレにはなりません。

言われたとおりに一生懸命やったのに、上司からダメだしされた!!

というように努力が報われないのはお互いに悲劇ですよね。

2006年のトリノオリンピックのスノーボードクロス決勝で、アメリカのジャコべリス選手がぶっちぎりのトップを独走していたのに、ゴール直前で余裕をかまして必要ないトリックを入れて転倒し、金メダルを逃したという出来事がありました。

まさに最後まで細部にこだわっていれば起きなかった失敗です。

ちなみに、この北京オリンピックで16年越しに金メダルを取ったみたいですよ。

良かったですね(*’▽’)

まとめ

何かをやるとなった時には、やみくもに手を付けるのではなく、仮説を立てて臨みましょう。

必要なら会社のジャンルや会社内の役職など、固定概念をいったん忘れて柔軟かつ大胆に行動しましょう。

スピードも大事ですが、細部にまでしっかりとこだわりましょう。急がば回れです。

当然ある程度の個々の妥協は必要になりますが、全体として目指すゴールをしっかりと共有する必要があります。

それをやるのは主に上司の仕事です。

抽象的な指示しか与えず、後出しじゃんけんで結果を非難するのは部下にとっても組織にとっても好ましくありません。

そんな上司にはならないでくださいね(^^)/

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