「電力需給逼(ひっ)迫警報」って何?家庭でできる節電法は?

皆さんごきげんよう♪

皆さんの家は、16日の地震以降に停電しましたか??

うちは20日に外出から帰宅した際に、停電した痕跡がありました。別件かな!?(;’∀’)

電気は何をするにも欠かせないものであり、無いと本当に困りますよね(;^_^A

うちは正月早々に漏電疑いによりブレーカーが遮断して、1週間LDK電気無しの生活をしたので身に沁みて分かります((+_+))

最近ニュースなどで頻繁に聞かれるこの「電力逼迫警報」とは何なのか、なぜ計画停電が実施されるのか、家庭でできる節電対策は?についてまとめたいと思います。

電力需給逼(ひっ)迫警報とは

2011年3月11日に、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生しました。

この際に、福島原子力発電所の事故を受けて原子力発電が停止したほか、火力発電所も被害を受けて絶対的な発電量が大きく低下し、地域ごとに計画的に電力を停止する計画停電が実施されたのも記憶に新しいかと思います。

電力逼迫警報は、この電力不足の経験を教訓に2012年に作られたものです。

電力の余力(発電量ー使用量)が原則として3%を下回る見通しになった場合に発令して、それを上回る見通しの時に解除されます。

今回、3月16日に福島県沖で発生した地震の影響により火力発電所も被害を受け、東京電力管内では供給できる電力量が低下しています。

それに加え、22日は東京でも真冬並みの気温となり、都心でも雪がちらつくなど電力的にも厳しい気象状況となったため、東京電力管内の1都8県と、東北電力管内の7県に初めて発令されました。

東京スカイツリーのライトアップも、2012年の開業以来初めて消されました。

その他、鉄道や企業などの各事業体や個人宅などにおける節電により、大規模停電は回避できています。

個人レベルの節電では大差ないのではないかと思われるかもしれませんが、例え1軒の家では大したことなくても、それが町全体、県全体と合わされば大きな大きな節電効果に繋がるのです。

警報は、東北電力管内は22日夜には解除され、東京電力管内も23日11時に解除されました。

しかし、火力発電所の完全復旧までには時間がかかるほか、太陽光発電は天候に左右されるため先が読めないこともあり、厳しい電力事情に変わりはなく、警報解除後も引き続き節電が求められています。

停電が起きている理由

発電所で作られた電気は、基本的に貯めておけません。

なので、使用される量を常に予測しながら発電量を調整しているんですね。

少し電気が余る状態にするため、実績値などに基づいて季節や気温や天気などから使用量を予想して調整(凄い!!)しているようですが、予想以上に使用されて足りなくなってしまった場合には、予期せぬ大規模停電が発生してしまいます。

地域には、病院などの電気が止まると非常に困る場所もある訳で、そういう所が止まって人命被害や大きな経済的被害が出ないよう、危険な水準に達した時には、大きな支障のない地域の電力を停止させる、いわゆる計画的な停電が実施されます。

3月16日の地震発生直後に停電が発生したのも、このためです。

大きな地震が発生した場合には、一旦停止して点検する必要がありますからね。

本地震により、東京電力管内の火力発電所などが被害を受けていて、未だフルに稼働できずにいます。

完全に復旧するまでは、数か月単位の時間を要する見込みです。

そのため、供給できる電力量が限られており、それを使用量が超えて予期せぬ大停電にならないよう今なお節電が求められている訳です。

22日には、発電量に対する使用量が、一時107%になったそうです・・・。

超えてもーてるやん( ゚Д゚)

一人一人の心掛けが、大きな節電となります。

また、例え復旧したとしても、節電は地球に優しい事だし、何よりも家庭(家計)にも優しい事なので、継続していきたいですね。

家庭でできる節電対策

家庭で使われる電力は、大きく分けるとスイッチをいれて消費する使用電力と使わなくても消費する待機電力に分けることができます。

コードをコンセントに刺しているだけで、電力って使われているんですね。

リモコンで操作する系のものはいつリモコンを押されるか分からないので常に待機してなきゃいけなしし、時計がついてたりすると常に動かす必要があります。

テレビなんかだと、見ていない時でも裏で録画のために動いていたりしていますもんね。

「塵も積もれば山となる」

抜いても支障ない電気製品は、コンセントをマメに抜くようにすれば年間で見れば無視できない額になります。

ちなみに、家庭内で電気を喰っているのが、

1位~冷蔵庫14.2%

2位~照明器具13.4%

3位~テレビ8.9%

4位~エアコン7.4%

だそうです。

冷蔵庫

冷蔵庫はほぼほぼ待機電力となりますが、

◎設定温度を上げる

◎開閉回数を減らす

◎詰め込み過ぎない

だけでかなりの節電効果が見込めるそうです。

私は常に設定温度を上げていますが、温度差何も感じません。

古い冷蔵庫の場合は、このタイミングで思い切って買い換えるのも手です。

結構待機電力に差があるんですよ。

照明器具

LED照明を使っている人も増えたのではないでしょうか。

LED照明なら、照度も変えられるものが多いので、暗めにするだけでも長い時間だと変わってきます。

まだLED照明でない方は、球切れ等のタイミングで買い換えを検討することをお勧めします。

チラつかないし、基本的に球切れもしません。その代わり本体が壊れるけど・・・。

もちろん使っていない場所の照明は、こまめに消しましょう。

テレビ

テレビってそんなに見たいですかね?

私は基本的に見ないので・・・。

見てない時もつけっぱなしにしていませんか?

テレビをつけっぱなしで寝落ちしていませんか?

(全部、妻・・・(# ゚Д゚))

まめに消すようにしましょう。

妻よ、消してください<(_ _)>

エアコン

設定温度を1度変えるだけでも、消費電力は結構変わります。

無理して我慢する必要もないと思いますが、暖房なら20℃、冷房なら27℃位が不快感も少なく妥当でしょうか。

あとはフィルター掃除はマメにやった方が、消費電力だけでなく効きにも影響します。

あと、留守にするときなどに、マメに停止した方が省エネか否か問題。

一概には言えませんが、空調大手「ダイキン」によると、30分以上不在にするときは一旦停止した方が省エネになるのだとか。

使わない季節はもちろんコンセントは抜いておきましょう。

ところで、エアコンを買い替える際には、「〇畳用」というのは信用しないでください。

表示よりも性能はかなり良いので、その家の断熱・気密性にもよりますが6畳用で14畳くらいまでは余裕でいけます。

ちなみに我が家では、暖房は14畳用のエアコンで家中(約30坪、約100㎡)を賄っています。

豆知識ですが、エアコンって〇畳用って売られてますけど、見るべきは能力です。

実は暖房に関しては、各メーカー上位機種の場合、6~8畳用、10~12畳用、14畳以上の能力は一緒なんだそうです。

なのに、畳数表示による機種の違いによって金額は全然違いますよね(;’∀’)

なので、買う時には6畳用、10畳用、14畳用を買いましょう。

まとめ

2011年の大震災時、職場の照明を間引いたり、街でも節電対策がなされていたのを思い出しました。

計画停電で信号も街灯も全て消えた真っ暗闇の中を、懐中電灯で照らしながらまだ小さい子供の手を引いて歩いたのも思い出です。

その時には、まだLED製品が今ほど出回っていなくて、家の中の照明として結婚式のメインキャンドルを引っ張り出してきて使ったのも良い思い出です(^^♪

今では、LEDランタンやポータブル電源等、災害を見越した備えはしっかりと取っています。

「備えあれば憂いなし」

こういう機会を逆に好機として、自分の環境を見直すことを強くお勧めします。

いざ災害が発生しても、備えがあれば落ち着けます。

「転ばぬ先の杖」

転んで足腰を痛めてからでは、杖は買いに行けません。

災害用品も水も非常食も、災害が起きてから揃えようとしても遅いのです。

日ごろの備え、対策が肝要です。

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