パリ五輪柔道男子60㎏級準決勝の永山選手への疑惑の判定について分析する

皆さんごきげんよう♪

パリ五輪が始まりましたね!皆さんは楽しんでますか?

私は全然見てません(;^_^A

だってテレビないし・・・

さて( ´ー`)y-~~

今結構ニュースなどでやっていますが、このパリ五輪柔道男子60㎏級の準決勝での疑惑の判定が話題になっています。

私は柔道をかじった者として、冷静かつ客観的にこの疑惑の判定の分析をしたいと思います。

疑惑の判定の事実関係

柔道男子60㎏級の準決勝で、日本の永山選手対スペインのガリゴス選手の試合が行われました。

試合時間残り1分という所で、ガリゴス選手が寝技で永山選手を攻めます。

縦四方固めで抑え込もうとするも、永山選手は足を絡めて逃れます。

その攻防がしばらく続き、その間ガリゴス選手は締めを試みます。

動きがないと判断した審判は「待て」を宣告しますが、聞こえないのか無視したのかガリゴス選手は攻めを数秒間(画像で確認すると5秒程度)継続しますが、審判は止めるでもなく傍観しています。

やっとガリゴス選手が拘束を解き、両者が離れた時、永山選手は一旦立ち上がろうとして仰向けに脱力したかのように倒れて数秒(画像で確認すると2~3秒程度)動きませんでした。

審判はそれを「落ちた」とみなして「一本」を宣告し、ガリゴス選手の勝ちとなりました。

抗議するも認められず、永山選手の負けが確定します。

監督陣が抗議するも、

「待ての時点で落ちていたと判断し、一本とした」

との理由で、この判定は覆ることはありませんでした。

私見

審判にも、永山選手にも、ガリゴス選手にも落ち度があり、(言っても)仕方ないと思います。

締めは有効に決まっていなかったと推測します。

なぜならば、ちゃんと入っていればあの時間を耐えることはできないからです。

そして、永山選手は待ての後に動いており、落ちていなかったと推測します。

柔道で落ちた或いは落とした経験がある人なら分かると思いますが、落ちたら動けません。

締めは脳に行く血管を締めて意識を喪失される技であり、解除された(血流が回復した)後に落ちるなんて見たことも聞いたこともありません。

そして、永山選手はすぐに自力で立ち上がってますね。

落ちていたら、あんなにすぐに自力で復活することもまずあり得ません。

だいたい審判に起こされます。

諦めてタップする選手もいれば、せずに最後まで抗って落ちてしまう選手もいます。

私も試合で相手を締め落したことがあり、その時も審判は入っていないと判断して待てをかけましたが、締めを解除したらすでに落ちていて一本勝ちになりました。

でも、今回のは解除された後に動いていますからね。

なので結論的には、

「永山選手は落ちていなかったけど、審判が落ちたと誤審した」

と私は見ています。

以下解説します。

審判の失態

まず、審判のレベルが低すぎます。

これはこの試合に限った話ではなく、近年の試合を見ていてつくづく感じていました。

柔道を経験したことのない素人が、ルールだけ覚えてやっているとしか思えない審判もちらほら。

イヤホンで本部から指示を受けて伝達するだけの、「雇われ審判」の「お飾り」に成り下がっていますね。

審判は本来はその試合場の主として、全責任を持って全権力を行使する存在です。

まぁその力がないから、今のようなお粗末なシステムになったのでしょうね。

うちの子も柔道をやっていて、よく練習試合とかあるのですが、その審判はそれぞれの道場だったりOBの大学生なんかがやることが多いですが、よっぽど、何倍も、比べ物にならないほどに国際試合の審判よりもちゃんとやっています。

これは感情抜きにそう思います。

国際柔道連盟は、審判のレベル向上を真摯に取り組むべきです。

この試合に限って問題点を挙げると、

●「待て」をかけるのが遅すぎる

抑え込みが決まりそうにない時点で待てをかけるべきでした。

締めが入っているから待てをかけなかったのならば、なぜあの時点で待てをかけたのか。

しかも、計時係に待てを示すのは大事なのですが、一番は選手に対して待てをかけているので、選手にわかるように宣言しなければなりません。

しかし、そこが分かっていないから選手から見て背面の状態で待てをかけていますね。

レベルが低い・・・。

●待てをかけたあとにやめさせていない

審判は自分で待てをかけておきながら、なぜ締めをやめさせなかったのか。

全く試合を仕切れていないですね。いる意味なくね?と思ってしまいます。

選手は白熱していて聞こえていない場合も多々あります。

やめなければ、近寄って攻めている側に声をかけるんです。普通は。

変な体制で絡み合う等の危険な状態であれば、直ちに止めないと選手生命に関わる怪我になる危険性もありますからね。

●永山選手が落ちていると誤審した

上記のとおり、私は落ちていなかったと見ています。

少なくとも、永山選手が落ちていることを確認してから判断すべきでした。

単にどこかを痛めて倒れた可能性もあり、これは審判のレベルが低すぎると言わざるを得ませんね。

確認して落ちていたのなら、これは誤審ではありません。

ここが今回の一番大きい問題ではないかと思います。

永山選手の失態

もし本当に落ちていたのなら、受け入れるべきです。

落ちていなかったのであれば、あそこで倒れ込むのは愚行です。

なぜ脱力して誤解を招くように倒れて動かなかったのか。

今回の様に落ちていたと判定されても文句が言えなくなってしまいます。

ガリゴス選手の愚行

勝ちたいので、待てがかかっても締めを継続したい理由は分かります。

でも、それはスポーツマンシップではありません。

あれだけ動きのない状態で聞こえなかったとは、ちょっと考えられないですね。

通常、勢いがついていて、待てがかかっても攻撃を続けてしまう場面はあります。

でもこれ寝技ですからね。

しかも動きのない状態で、審判の声はマイクで響き渡ってますからね。

どう見てもスポーツマンシップに欠けるかと。

さて( ´ー`)y-~~

私なりの、公平・公正な分析をしました。

一番の焦点は、落ちていたか否か、審判はちゃんと確認したか否かです。

どうであれ、判定が覆ることはありませんが・・・。

審判も人間である以上、見間違いや勘違いはあると思います。

でも、間違いは間違いとして認め、受け入れ、正すことが大切です。

そもそも、一番直近で見ている主審に権限がない今のシステムがおかしい。

だから責任ある判断ができないし、しようともしていないように見えます。

ただ、これは今の柔道界のシステムの問題であり、この試合がどうとか言うレベルの話ではありませんね。

永山選手は奮起して敗者復活戦で勝ったようなので、もう外野がガヤガヤ言うのはやめましょう。

どこぞの国と同じになっちゃいますよ(-。-)y-゜゜゜

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