皆さんは、「プライベートライアン」という映画を見たことがありますか?
第二次世界大戦のノルマンディー上陸を舞台にした1998年に日本公開された映画で、兄弟が相次いで全員戦死したライアンという兵士を故郷の母もとへ連れ戻すために、激戦地へ犠牲を払いながら救出しに部隊が向かうというものです。コチラ↓
その道中で、「なぜたった1人のために何人も犠牲にしなければならないか!?」という部下の不満が積もる中、救出部隊のリーダーであるトムハンクス演じる中隊長が、部下から「なぜ中隊長は愚痴らないのですか?」と問われ答えた言葉がとても印象に残っています。
それが以下です。
「中隊長は部下にぼやかない。俺は大隊長にぼやく。ぼやきも上にどんどん上がっていくもの。」
とても格好いいですね。
私は前職で中間管理職でした。
下から突き上げられ、上から叱られ・・・という一番大変な立場ですね(;^_^A
上の立場になればなるほど、将来が見えてくれば見えてくるほど自分の立場を守りたくなるものです。
でも、上の顔色ばかり見ていても、下の人気ばかり気にしていても良い仕事はできません。
「自己犠牲」の精神を持たなければ、その両方を失うと思うのです。
具体的には、部下の責任を自分が負う覚悟と、会社や上司への不満を腹に収めて下に愚痴らないことです。
そして、真に部下を育て守るため、時には部下に厳しく指導することも必要です。
部下は、上司が部下を見ている以上に上司を観察しています。
感情に左右された指導や、公平性を欠いた対応、見返りばかり求めて信念のない仕事ぶりは、自分の価値を貶めます。
皆さんは、部下のために職を辞するという選択をできますか?
それが自己犠牲です。
状況にもよるし人によって考え方が違うので、それが正解とは言いません。ただ、私の考える上司の理想形です。
仕事を辞めるって、特に家庭を持っていればそう簡単に決断できることではありませんよね。
「責任を取る」って言うのは簡単ですが、行動で示すことはとても勇気がいるし、実際に多大な不利益も伴います。
でも、目先の損得ではなく、長い目で見たときに、そういう人って死ぬときに皆に囲まれて「あぁ~いい人生だった。」と微笑みながら息を引き取れるような気がするんですよね(*’▽’)
天国に行けるとか、死後の世界とかそういうことは私には分かりませんし興味はありません。
たった一度の人生、悔いのないように生きるべきだと思うのです。
そんな生き様は如何ですか?
コメント