住環境を整える3

前に注文住宅という結論を出しておきながらの第3弾です。

今回は、家を買うぞ!となった方の全体の流れをお話しします。

1 予算を決める

2 エリア(沿線・駅)を決める

3 マンションか戸建てか、新築か中古か決める

1 予算を決める

いくら頭金を準備できて、いくらまでローンを組めるかにより、物件にかけられる予算が決まります。

買うなら若いうちに買った方が長く無理なくローンが組めるので楽です。

あまり背伸びして無理しないよう、かといって予算をケチって後悔しないようバランスが大切です。

2 エリアを決める

住みたいエリアを決めます。毎日の通勤を最優先に考えた方が後悔しないです。

土地勘があればベストですが、なければネットで情報収集しましょう。ネットだけでなく、必ず自分の足で行ってみることをお勧めします。

相対的に、競馬や競輪等の施設がない沿線の方が環境は良く、駅前に他所から人が集まってくるような大きい商業施設がない駅の方が静かで、長く住むには適していると思います。

また、急行が停車する駅や複数線乗り入れの駅だと高くなります。

エリアが決まれば、駅から徒歩圏かバス便でも良いのか何分以内なのか決めます。

バス便や徒歩でも15分以上歩くような物件は、手を出しやすい価格になりますが、電車通勤だと毎日駅に出るのが大変なのと、転勤や状況の変化等で売るとなったときに売れにくくなります。

特に土地という資産がないマンションの場合、駅から10分以上離れた物件は売るのが本当に大変です。

3 マンションか戸建てか新築か中古か決める

価格は、ざっくりと同じ立地で比較した場合、

中古マンション<新築マンション・中古戸建<新築戸建て

となります。もちろん土地の広さや築年数によって大きく変わります。

総体的に、都市部に近いほど、駅に近いほど、広いほど、築年数が浅いほど値段は高くなり、同じマンション内であれば、上階ほど高くなります。

戸建ての場合、定期借地権でなければ土地という資産を所有することになり、土地は経年では価値が低下しないので資産価値的には有利です。

ただし、地価そのものが低下することはあります。それは前回2でお話ししたとおりです。

マンションは、土地を全住戸で区分所有する形になります。

予算や好みで相談し、総合的に判断してください。

マンションの利点は、

● 玄関のカギをかければパッと外出できる気軽さ

● 管理組合という住民組織で資産管理でき、一人一人の負担が少ない

● 同じ予算なら駅からの距離等の利便性が高い

マンションの弱点は、

● 庭がない(1階で庭のある物件もある)

● 上下左右の音に悩まされることがある

● 近所のおばさん連中の井戸端会議がうるさい( ゚Д゚)

● 情報が近所に筒抜け(;´∀`)

● リフォーム等の自由度が皆無

戸建ての利点は、

● 何をするにも自由度が高い

● プライバシーが確保されやすい

戸建ての弱点は、

● 資産維持を自分で考えて実行する必要がある

● 庭の手入れが大変

● 高くつく

● 性能にこだわらないと、マンションよりも快適性が落ちる(光熱費が上がる)

という感じでしょうか。後はお好みで選択してください。

利便性をとるならマンション、自由度をとるなら戸建てといった感じでしょうか。

家は、一生で一番高いであろう買い物です。しっかり勉強して後悔のない買い物にしましょう。

日本の住宅性能は、欧米に比べると劣悪です。

それは、我々消費者の意識が低く、こだわりを持たないため改善されて行かない側面もあると思います。

長く住むであろう住宅ですから、勉強してこだわって快適に暮らしましょう。

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