やせ我慢の美学

私は、多少の雨で短時間の移動であれば傘を差しません。

それも、まるで雨が降っていないかの如く、肩をすぼめたり速足になったりせずに堂々と歩きます( `ー´)

「あっ私も!!」

って方は何人くらいおられるでしょうか(^^♪

はい、そうです。私はやせ我慢野郎です(笑)

思えば、小さいころからそうでした。

幼稚園生くらいだっと思いますが、喧嘩して指とか突き指してめっちゃ痛くても、絶対に痛い顔をせず、先生にも親にも言いませんでした。

言ったら負け、知られても負けと変に意固地になっていた心境は今でもよく覚えています。

また、小学校1年生のころ、昼休みに校庭で廃タイヤ遊びをしていたとき、もっと大きなタイヤが壁と倉庫の間に挟まっているのを発見しました。

喜び勇んでその隙間に突入~~!!よしっgetだぜ!!

……………………………..ん?

あれ??動けない・・・(◎_◎;)

てな訳で、壁とプレハブ倉庫の間に挟まって出られなくなってしまいました(´;ω;`)

さて、困った。どうしたもんか・・・。

と悩んでいるところに、午後の授業開始のチャイム♪

はてはて、困ったな~。もう誰も校庭にいないし、叫んでも校舎まで声は届かないだろうし・・・。

と妙に落ち着いて10分くらい試行錯誤していたところ、何とか倉庫が少し傾いて脱出成功!!

あちこちを擦りむいた程度で特に怪我はなかったので、そのまま何食わぬ顔で教室へ・・・。

っていうか誰も俺が居ないことに気が付かないんかい!!と今になって思いますが、当時は特に疑問には思いませんでした。

教室に戻ったところ、案の定先生から

「こら!!何をやってたんだ??」

と大目玉(‘Д’)

でも倉庫と壁の間に挟まってたとか格好悪くて言えず、「遊んでた」と答えてさらに大目玉・・・。

なんてこともありました。昔は強がったり、やせ我慢する子が多かった気がします。

新人教育を数年担当していてよく感じたことですが、やせ我慢どころか普通の我慢もできない子が増えてきています。

どこか怪我したとして、それが病院に行くレベルなのかどうかは大体自分で分かりますよね?

良い悪いは別にして、どう見ても大したことがない怪我でも、休んで病院に行きたいと言い出すのです。微熱でも、仕事を休んで病院に行きたいと・・・。

普通に考えれば、それが正解なのかもしれません。いや正しいのでしょう。

でも、そういう人に限って努力を10倍にしてアピールするんですよね~。

弱い自分を見せたくないだとか、痛がっている姿を見せたくないだとか、努力していることを出さないとか、そういう意地はないのかなと思ってしまいます。

意地というか、良く言えばプロ意識みたいな。

中には、まだそういうやせ我慢の性根を持った人もいて、大体そういう人は体育会系や厳しいクラブ活動経験者でした。

私は柔道をやっていたのですが、よく先生から、

「苦しい顔をするな!!自分が苦しければ相手も苦しい!そういう時こそ涼しい顔をしろ!

と教わりました。そのとおりだと思います。

表に出した時点で、気持ちが負けているんです。

そして、そういう弱さは普段の行動にも出てくるのです。

逆に言えば、普段からやせ我慢していれば、本当に強くなる・・・。

ほんまかいな!?

まぁ私のは単なる強がりのやせ我慢です。はい。

そんな生き様は如何ですか?

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