前編で、
「困難の渦中から抜け出して全体を俯瞰し、困難から抜け出すための計算式を作り、あとは計算式を解くことに集中する。」
ということを述べました。
後編では、具体的にどうしていくのか、その注意点などを解説します。
鈍感力を発揮する
「困難の渦中から抜け出す」ことは、言葉で言うほど簡単ではありません。
でも、実はここが一番重要であると言えます。
有事の際に、ただうろたえる人と、それでも動ける人の差はここにあります。
実は、有事の際には誰もが一瞬頭が真っ白になります。
その次が運命の分かれ道で、その真っ白のままもがくのか、すぐに冷静さを取り戻してリカバリーするのかで大きな違いが生まれるのは明白ですよね。
冷静さを取り戻す=渦中から抜け出す、、、ですが、そのためにはどうすれば良いのでしょうか。
それはズバリ、鈍感力を発揮するのです。
具体的には、我が身に起きていることを他人事のように捉え、他人にアドバイスするように脱出までの計算式を組み立てるのです。
苦しんでいる自分は好きですか?(;´∀`)
好きならそのまま渦中に身を置けば良いです。
そうでないなら、苦しみを鈍感力で和らげ、幽体離脱してみましょう。
苦しんでいるだけでは、脱出までの計算式は作れないのです。
周囲の目や、いわれなき誹謗中傷に対しても、鈍感力を発揮しましょう。
社会で生きる上で、他人との関りや関係性は無視できないのも事実です。
でも、他人の目を過度に気にするのはマイナスでしかありません。
渦中にいる時に、他人の目を気にしている余裕などないのです。
他人の目を気にしていても、ベスト・ベターな回答は出てこないですよね。
時には、鈍感になって目をつぶることも必要なのです。
まずは、自分がその困難から抜け出すことに専念しましょう。
楽観的に生きる
事が重大であればあるほど、苦しみは大きくなり、渦中から抜け出しにくくなります。
まさに人生を左右する出来事の場合などです。
でも、そういう時こそ楽観的になってみましょう。
考えをまとめる一時だけで良いのです。
その一時ぐらい楽観的になっても、大事には至りません。
むしろ、思い詰めて悩んでパニックに陥っている方が、大事になりやすいです。
大丈夫ですよ。抑える所だけしっかりと抑えていれば、むしろ楽観的に構えていた方が物事は良い方に進みむことが多いです。
物事に当たっての心構えがあります。
「小心翼々と準備し
事の直前は油断大敵
事に当たっては大胆不敵に」
です。置き換えると、
楽観的に俯瞰して渦中から抜け出し、
困難から脱出するルートを策定するに当たっては、必要な恐れを持って細心の注意を払いながら悲観的に計算し、
策定したルートを進むに当たっては、客観的に見落とした落とし穴などに注意し、
そして安全が確認されれば楽観的に突き進むのです。
楽観的に生きましょう(^^)/
ただ思い詰めても道は拓けません。
ただし、脱出ルートの計算だけは緻密に策定しましょう。
緻密に策定するために、目が白黒している自分の頭ではなく、他人の頭で考えてみましょう。
自分のことより他人のことの方が冷静に考えられますよね。
ただし、お金に関しては最悪のケースを想定して計算してください。
必ず最悪の事態になった際の手当てを考えておかなければなりません。
第2、第3の手当まで考え、想定外をなくしておいてください。
あとは楽観的に突き進むのみです。
以前にも言いましたが、苦しみに向かっている時から悲観的に嘆くのも得策ではありません。
冷静に楽観的に解決策を探すのは良いですが、ただ悲観しているだけではリソースの浪費です。
人生何とかなりますって!
成るように成る!成るようにしか成らない!ですよ。
やるだけのことをやったら、あとは開き直りましょう。
そんな生き様は如何ですか?
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