皆さんは、電車から見る夜景は好きですか?
えっ?いつも帰りは酔ってるから記憶にない??
・・・まぁいいでしょう(;´∀`)
私は、電車から見る夜景がとても好きです。
ただ、何でも良いわけではなくて条件があります。
◎帰りであること。
◎満員電車でないこと。
◎酔っていないこと。
「千と千尋の神隠し」で千が電車に乗るシーンがありますよね?
目的地に着くころには、日も暮れて夜になっていますが、イメージとしてはその雰囲気と似ています。
そのシーンですが、電車内の人達がとても寂し気に描かれていますね。
電車には、様々な人が、それぞれの人生を歩み、各々の思いを抱きながら乗っています。
そういう雰囲気をうまく表現したシーンだと思います。
何となく哀愁が漂い、寂し気で、何となく物悲しくなる・・・。
そんな電車から見える夜景が好きなんです。
私がまだ小さい頃、電車で父の実家に帰省したことがありました。
その帰り路、夜の帳がおりて外はすっかり夜景です。
在来線で空いていた席にばらけて我ら兄弟が座っていましたが、両親はドアの前に立っていました。
両親が、外を見ながら何やら恋人のように会話していたのがとても印象的でした。
その時に感じたのが、上記の哀愁や物悲しさです。
見えては遠ざかる民家や街頭の明かり、線路の継ぎ目を通り過ぎる時の「カタンコトン」という軽快な音と振動、踏切を通過する時の一瞬で遠ざかる遮断器の音が、より一層情緒あるものにしてくれていました。
前職の時、よく新幹線で出張しましたが、その帰りが夜だと飽きずにずっと車窓を眺めていたものです。
何を考えるでもなく、物悲しさを瞳に宿して車窓の夜景を眺める男・・・
絵になりませんか?(^^♪
えっ??ただの人生に疲れたオッサン??
う~ん、そうかもしれません・・・・。
でも好きなんですよ。そういう時間。
せせこましい時代にあって、そういう時間も必要ですよ。
良いじゃないですか。ノスタルジックに浸る時間があっても(#^^#)
もしそういう目をした人がいたら、「あぁこの人も同じなんだな~(*’▽’)」って共感しちゃいます。
そんな仲良しの両親も、母の認知症が進行し、父が老々介護しています。
生きている内に、まだ私を認識してくれている内に、親孝行をせねば・・・と思う今日この頃です。
そんな生き様は如何ですか?
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