辞職を「受け入れた」こと

皆さんこんにちは♪

最近スピリチュアルやそれと切っても切り離せない宗教について知識を深めています。

あっ決して宗教に傾倒している訳ではないのでご安心を(^^)/

これまで自分が知らなかった知識を、色々と勉強して会得していくのがとても楽しいです。

さて( ´ー`)y-~~

前回、「受け入れる」ということについて記事を書くと言いましたが、今回はそれについて深堀したいと思います。

この「受け入れる」というものは、そもそも仏教の教えです。

仏教を知らない人はいないと思いますが、熱心に信じる人を除いてその始まりや教えを知る人は多くないのではないでしょうか。

日本への仏教の伝来はとても歴史が古く、今や日本の文化の一部にもなっています。

除夜の鐘や初詣に始まり、節分の豆まき、お盆など、年間を通して仏教の行事が日本に根付いていますね。

例え仏教徒でなくとも、それらの行事に参加したりしているはずです。

そして亡くなったときには、多くの人が仏式で葬式を行うのではないでしょうか。

その時になって、「あれ?ウチって仏式だっけ?何宗だっけ?」みたいな(;´∀`)

それだけ日本の文化そのものに浸透している仏教なのに、「よくは分からない・・・」と言う人が多いと思います。

えぇ、私もその一人です(-。-)y-゜゜゜

少し仏教について説明しましょう。

仏教とは

仏教って他の宗教と少し違って、いわゆる「神」という存在はありません。

信仰の対象は、約2600年前にインドで悟りを開いたとされる「釈迦尊」です。

この釈迦尊は王家の出でしたが、全てを捨てて出家して修行の末に悟りを開いたとされています。

仏教の教えは「苦しみを受け入れること」にあります。

苦しみを避け或いは克服するのではなく、それを受け入れた上でどう生きるのか、ということです。

そして世の中の心理を悟り、人々に智慧を授ける人になるのが目的です。

それを成仏(仏に成る)と言います。

成仏と言うと死ぬことに思えますが、実は生きたまま世の心理を悟ることが目的なのです。

釈迦尊のたどり着いた心理は3つ

◎諸行無常

「世の中の全てのものは変化し続けていて、変わらないものや絶対的なものは存在しない」という意味です。

一時の楽しみや快楽である、お金や地位や名誉などに執着することは、逆に苦しみをもたらすということです。

そしてそれら欲望は尽きることがなく、それに伴う苦しみも尽きませんからね。

◎諸法無我

「世の中の全てのものは、影響を受け合って存在している」という意味です。

この世の全てのものは繋がり合っている1つの集合体であり、全てのものに感謝し調和しなければならないということです。

◎涅槃寂静

「諸行無常や諸法無我を理解すれば、悟りの境地に達することができる」という意味です。

悟りを開くとこの世のあらゆることに対して一喜一憂することがなくなり、心の状態が常に安定した仏に成るということです。

仏教の目指すところはここにあります。

そして、最終的に悟りを開けたかどうかはあまり重要ではなく、苦しみを受け入れて精進し続ける姿勢が人生を豊かにしてくれるという教えなのです。

「神を信じて」「神のために」という他の宗教とは少し違いますよね。

これらの教えは、日本人の道徳心の礎にもなっていると感じます。

受け入れるということ

私は、昨年に公務員の職を辞しました。

辞職することを迫られた際、わずか1分にも満たない時間でしたが相当悩みました。

そして私は辞職することを受け入れて、辞職願をその場で書いて提出しました。

その時は特に仏教の教えを~とか考えていません。

今考えても不思議なくらい、最終的には穏やかに受け入れました。

1年以上経った今でも、その時に考えたこと、決意したことは鮮明に覚えています。

そして後悔もしていません。

むしろ、そういう姑息な手を使う組織を抜けられて清々しい気持ちです。

辞職を拒否して戦えば、辞めずには済んだはずです。

公務員は、懲戒や分限でなければ強制的に解雇することは出来ず、私はそれに該当するようなことは一切やっていないからです。

でも、私が辞めずに残り、部下が辞めていたら一生苦しんだことでしょう。

だから、これで良かったのです。

まとめ

人は経験から学ぶことが多くあります。また、経験からしか学べないことも多くあります。

私は、望まぬ辞職を受け入れたことで、大きく成長できたと感じています。

人間生きていれば、受け入れがたい出来事が必ずあります。

取り返しのつかない大きな失敗や、大切な人の死であったり・・・。

でも、現実的にそれらを避けようとしたり、克服しようともがくことも必要でしょうが、それが無理となった時にどうするか?が大事なのです。

人生において、苦しみは尽きません。

それでも人生を楽しいものにするためには、

◎物事の心理を見抜く目を持つ

◎清く正しい言葉を使う

◎正しい行いをする

◎使命を全うする

◎正しい努力を継続する

◎主観で判断しない

◎多くを望まない

◎心を正しく保つ

事が大切であると仏教では説いています。

私が以前書いてきた記事とも結構合致しますね(*’▽’)

その場凌ぎで、口先だけ、小手先だけで何とかしようとすると、何も解決せず苦労に追われ続けるということですね。

さて( ´ー`)y-~~

如何だったでしょうか?

決して仏教信仰を勧めている訳ではありません。

私見ですが、宗教に限らず一つのことを妄信するのは危険だと思っています。

でも、それぞれの良い所は受け入れ、吸収し、自分の力に変えていけば人生もより有意義になるのではないかと思うのです。

そんな生き様は如何ですか?

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