『必要悪』は必要か!?

皆さんこんにちは♪

今日は9・11、アメリカ同時多発テロが20年前に発生した日ですね。

この事件で約3000人が死亡し、2万人以上が負傷したと言われています。

これを契機に、アメリカは約20年に渡るアフガニスタン紛争に突入していきます。

どちらが正義でどちらが悪かは、立場や見方によります。

さて( ´ー`)y-~~

今回は少し屁理屈の哲学的な話をします。完全私見です。

この地球には、2021年現在で78億5000万人が住んでいるそうです。

今後の見通しとしては、世界人口はどんどん増えるようで2100年には109億人に達すると予想されています。

それだけの人がいて、考えが一つにまとまるはずがありません。

国単位で見ても、どちらかの側に立てばどちらかを敵に回しかねません。

有史以来、この地球で争いが絶えたことがあるでしょうか?

大なり小なり、どの国も他の国と何かしらのトラブルを抱えています。

国の中ですら、争いが続いているところもあります。

これだけの人がいて、国があって、信じるものが違って、望むものが同じであれば、トラブルになるのは必至ですね。

もし全知全能の神がいるならば、この状況をどう説明するのでしょうか。

あえて、この混とんとした世界を作り、人間に試練を課しているのでしょうか。

その試練で多くの人が死んでいくのは、何とも切ないものです。

私が神ならば、人間から知恵を奪い、欲を減らし、理性を増してトラブルのない世界を作ろうと試みます。

そんなことは不可能なのでしょうか。

はい、不可能です(;´∀`)

私は、特定の神を信じません。

もしいるならば、こんな世の中を放置するその神は、無能ということになります。

「罪もない人」が無残に死んでいく状況を、その神は意図して作っているということになります。

死の先に何かがあって、そこで報われるのであれば納得もいきますが・・・。

そもそも、「罪もない人」という表現は好きではありません。

罪とは何ですか?誰がそれを罪と決めたのですか?

国によって法律も違えば、宗教などにより罪とされることも違います。

よく報道で使われますが、なぜ第三者が「何の罪もない人」と言えるのでしょうか?

無責任に大衆の関心さえ引ければ良いという姿勢には辟易します。

さて( ´ー`)y-~~

世の中には『必要悪』という言葉があります。

要と悪って字が似てますね・・・関係ないけど(;^_^A

意味はその名のとおり、必要とされる悪のことです。

ヒーローものの漫画や映画などには、必ず悪者が出てきます。

もしこの悪者がいなかったら、ヒーローは存在し得ません。

そうすると、物語自体が存在しなくなります(;’∀’)

そう、世の中には正義を成立させるために、悪又は悪とされる存在が必要なのです。

アメリカにとって、9・11の首謀者は悪であり、アフガン紛争は悪の征伐です。

アフガニスタン人からすれば、その前の段階から内紛に介入してきたソ連やアメリカこそが悪であり、9・11は悪の成敗なのです。

立場によって大きく変わりますね。

国の軍事力を強化しようとします。

そのためには、仮想敵国いわゆる自国にとっての悪の存在が必要不可欠です。

あの国が軍事力を強化して我が国にとって脅威だから、自国の軍事力も強化する・・・という理論です。

何もないのに軍事費に巨額の予算を投入することは、税金を納めている国民が許しません。

民主主義国家では、そんな政府は国民に淘汰されてしまいます。

でも一党独裁の共産国家は別です。だから恐ろしいのです。

よく警察の取り調べで、怒鳴り散らす調べ官がいて、仏の調べ官との妙により被疑者を落とすという手法がドラマ化されますね。

それも怒鳴り散らすのは必要悪です。

警察学校においても同じです。

何かにつけて怒鳴り散らす教官と仏のような教官がいて、学生を理不尽や恐怖に慣れさせ警察官としてある意味洗脳していきます。

怒鳴り役の教官は、まさに必要悪です。

さて( ´ー`)y-~~

グダグダと書きましたが、逆に必要悪のない世の中だとどうでしょう。

もし全知全能の神がいて、人から争いや競争をなくしたら・・・。

皆さんはどうなると思いますか?

私は、人類は滅亡すると思っています。

人は悲しいかな、常に他人と比較し、他人と競うことに生きがいを感じ、人に勝って悦を感じ、負けて不屈の努力をする生き物だからです。

悪がいなくなって争いがなくなると、みな腑抜けになって生きる意味を失ってしまうと思うのです。

何の抑揚もありませんからね。

敵やボスのいないロールプレイングゲームって楽しいですか?

冒険しながら現れる敵を打ち崩して強くなっていき、最後にはボスを倒して世界に平和が訪れる・・・からこそ面白いんですよね?

今はコロナウィルスが猛威をふるっていますが、その悪があるからこそ、ワクチンや治療薬の開発という意欲や熱意が湧き、化学が発展するのです。

戦争があるから軍事技術が発達し、民間に転用されて国民が享受しているのが現実です。

きれい事ばかり並べたてている政治家たちは、この事実をどう説明するのでしょうか。

共産党は、「自衛隊は要らない」「米国の助けは要らない」と言っていますが、他国から攻撃・侵略を受けた場合に、自衛隊(軍)も持たずにどう対処するのか教示願いたいものです。

「愛」で持って接すれば・・・とか訳の分からないことを言うのかな(;’∀’)

責任を持って先頭に立って対応してくれるのかな・・・。それとも目論見通りだから笑顔で受け入れるのかあ・・・。

先般、テレビ「ひるおび」にて弁護士の八代氏が「共産党はまだ暴力的な革命を党の綱領としている」と発言して共産党から猛抗議を受けました。

これ知らない日本人が意外に多い(知らないから投票するのでしょうね)のですが、共産党が過去に暴力による革命を画策し、無差別テロやゲリラ活動で警察等を襲撃したのは事実です。

そして、暴力による革命路線はすでに見直したと言っていますが、自らのそういう過去を反省謝罪せず間違っていなかったと肯定しているのも事実なのです。

共産党は、日本の過去の戦争を猛批判し続けています。

日本は戦争を謝罪し、反省しています。反省していないのはどっちですかね?

ですから、八代市の発言は間違っていないと思うのですが、言葉がまずかったですかね。

TBSも謝罪せず責任を持って反論すべきです。さすが左傾化したメディアですね。

まぁ共産党も日本における必要悪の一つなのでしょう。

さて( ´ー`)y-~~

悪があるからこそ、人々は学び、助け合い、より良い世にしてきました。

より大きい悪(苦難)があるとき、人は色々な枠組みを超えて団結します。

やはり世界には「悪」というものが必要なのでしょう。

それにより被害を受ける人は出てきます。命を落とす人も。

でも、その犠牲の上に、より良い世界が出来ていくのでしょう。

そうやって人は、より強く、より賢く、より優しく、より魅力的に成長していくのだと思います。

皆さんは、どう思いますか?

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