大谷選手40-40達成に見るメンタルの整え方

皆さんごきげんよう♪

凄いですね!

大リーグドジャースの大谷選手が、史上6人目となる40-40を達成しました。

40-40とは、40本塁打、40盗塁です。

これ、何が凄いかって、本来は本塁打を量産する選手というのは大体がムキムキマッチョマンのパワーヒッターであり、そういう選手は盗塁なんか積極的にはしないんですよね。

野球は「走・攻・守」なんて言われますけど、大谷選手の場合は「守」はピッチャーというゲームの主役であって、その「走・攻・守」全てを極めて高次元で達成していると言えます。

そして何よりも今回驚いたのは、それを9回裏のツーアウト満塁という場面でサヨナラホームランを放って達成したことなんですよね(;’∀’)

いや~野球を少しでも知る人間から見たら、これ痺れる場面ですよ~。

そういう場面で大谷選手に打席が回ってくるのもドラマですけど、そこで初球から打ちに行ってホームラン打つとか、ドラマティックを通り越してフィクションのドラマのようですね。

40-40達成よりも、そっちのほうに驚きました。

さて( ´ー`)y-~~

大谷選手は、どうやってこういう偉業を一見して事も無げに体現してのけているんでしょう。

私は射撃競技をやっていたこともあり、メンタル面が非常に興味あります。

大谷選手の偉業はあまりに凄く、その技術面は普通の人の参考にはならないと思うので、メンタル面を分析したいと思います。

これは私達レベルの普通の人が日常生活を送る上でも、参考になると思います。

まず実力ありき

悲しいかな、人間は実力以上のものは出せません。

今回のケースでは、ホームランを打つ実力、盗塁を成功させる実力がないと、成し得ないのです。

私達も、時にできもしない夢を見がちです。

それは単なる妄想であり、実現はできません。

とはいえ、大谷選手とて最初から今の実力があった訳ではありませんよね。

地道にコツコツと実力を向上させる努力を続けることが大事なんです。

それは他人に見せるパフォーマンスではなく、自分の夢や目標に向けた具体的なプロセスに沿ったものでなくてはなりません。

私自身、耳の痛い話です・・・(;^_^A

実力のある人が、その実力に見合った結果を残す。自然の摂理です。

土壇場での精神状態

競技などで本番に臨む際の選手の精神状態って気になりませんか?

何らかの競技を経験した人なら、必ず緊張でボロボロになった経験はお持ちではないでしょうか?

頭が真っ白になり、何も考えがまとまらず、ただ時間が過ぎてゆき、本能のみで行動(競技)して気が付いたら終わった、そしてオワタ・・・なんてことが。

一流選手はどんな大きな舞台でも緊張なんてしないんだろうな・・・と昔考えていた時期がありました。

中にはそういう選手もいるかもしれませんが、そうではないことに気付きました。

射撃の全日本選手権で、大会前や競技間で全日本の強化選手と話していた時に、本当に気負いも緊張も感じなかったんですね。

たまたま隣の射座で、私が先に撃ち終わって何となくその選手が撃っているを見ていたら、手が震えてるんですよ。

「えっ?うそっ!!」ってなりました。

まぁそれでも私なんかより高得点でしたけどね(-。-)y-゜゜゜

震えてもそんな点が出せるのかよって腐りかけました。

終わった後に聞いてみたら、意外な答えが返ってきたんです。

「そりゃ緊張しますよ!いつも緊張してますよ~。それが普通ですね」

私は、それまで「試合での精神状態をいかに練習の平静な状態に近づけるか」を目指していました。

それから色々な選手と話をして色々と考えた結果、間違いだったことに気付きました。

試合を練習に近づけるのではなく、練習を試合に近づけなくてはならないのです。

なぜならば、試合は観客もいて、他の選手もいて、魔物もいて、練習とは全く違うからです。

でも、練習でギャラリーを作ったり、自分に負荷のかかる状況を作ることはできます。

まずは技術を向上して、それをどんな状況でも発揮できるよう仕上げるというイメージです。

でもこれって選手個人ではなかなかそのシチュエーションを作るのって難しいんですよね。

とはいえ、一流選手はそれを自分自身でやっています。

現役を引退して、指導者になってからは積極的にそういう方向性で選手を育成しました。

恨まれて後ろから撃たれそうになったこともありますけど・・・(;’∀’)

普通の生活にどう役立つか

これって、普通の人の普通の生活にも役立つんです。

学校での発表、部活の試合、コンクール、試験・・・etc

仕事での採用試験、面接、プレゼン、交渉、営業・・・etc

大切なのは、本番をリアルに想定することです。

本番で緊張しないようにおまじないをするのではなく、本番で緊張してグダグダになることを常日頃から想定しておくことです。

本番を意識して練習し、準備しておくことで、本番での緊張が減り、想定に近い結果が出せるようになります。

それでも練習通りの100%の実力を発揮することは無理ですよ。

むしろ、本番で出る力がそういう対応力も含めた本当の力、実力と言えるのです。

地震の備えなんかもそうです。

最近は南海トラフへの注意情報も出たりしていましたが、いざという時に冷静になんて無理なんです。

100歩譲って冷静になれても、周りはパニック状態であり、それを個人でコントロールすることなどできません。

なので、パニック状態の中で自分や家族がどう行動するのか、どういう備えをどう準備しておくのか、を普段から想定しておくことが大切なんです。

さて( ´ー`)y-~~

少しは参考になりましたでしょうか?

皆さんの生活、人生の一助になれば幸いです。

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