皆さんこんにちは♪
私が昨年転職したのは何回もお話ししました。
長年警察組織に身を置いてきましたが、転職に当たって「果たして自分のスキルは民間でも通用するのだろうか?」ととても不安でした。
というのも、警察で培ってきた専門スキルが、他で生きるとは思えなかったからです。
だって、射撃技術なんて民間に行っても役に立たないですもんね(;´∀`)
ヤクザのヒットマンなら役に立つか・・・
転職というよりは、辞めてから次を探すことになったので、じっくりと時間をかけて選ぶことも許されませんでした。
そこで、警察のスキルを活かせそうな仕事・・・ということで警備会社を選びました。
結論から言うと、ばっちり生かすことができました。
現場の勤務では警備センスや各種対応能力が、本社に入って管理的な仕事をするに当たっても、警察時代に本部などで書類作成を鍛えられてきたスキルを最大限活用できていると思います。
これまで自分を育ててくれた上司・諸先輩方に感謝ですね<(_ _)>
さて( ´ー`)y-~~
いまや転職は一般的・・・という認識を持っている方はどれくらいいるでしょうか?
総務省の統計によると、2019年に転職者数が351万人と過去最多となりました。
意識調査でも、特に若年層では半数以上が転職に好意的なようです。
もう終身雇用、年功序列の時代は、公務員を除いてとっくに終了しています。
転職に当たって、特に異業種へ変わる方は自分のスキルが通用するか不安に思う方が多いのではないかと思います。
そこで、今回は転職で活躍するスキルについてお話しします。割と長いです。
転職に限らず、定年退職をして第二の職場に行く方にも参考になると思います。
まず、スキルは「ポータブルスキル」と「アンポータブルスキル」に分かれます。
「ポータブルスキル」とは、その名の通りどんな職種・業種に行っても通用するその人の基礎スキルです。
例を挙げると、
「ライティングスキル」「プレゼンスキル」「コミュニケーションスキル」
などですね。
これらは、一度身につけると会社が変わろうが業種が変わろうが役に立ちます。
対して「アンポータブルスキル」は、その業種・職種・会社でしか通用しないスキルです。
例えば、
「会社独自ソフトの操作スキル」「射撃能力」
などですかね(;’∀’)
もうお分かりかと思いますが、転職に当たってはポータブルスキルが重要です。
何年も何十年もボ~~~~~っとしてきたなら話は別ですが、それなりに経験をしてきたはずなんです。
その経験によって様々なスキルが身についているはずです。
「えっ!?自分にそんなスキルなんて無いよ~(;´Д`A “`」
と自分で思っていても、無意識でも積み重ねてきたスキルはあります。
スキルというと、何だか凄い技術のようで恐縮しちゃいますかね・・・。
「前の職場では茶坊主でお茶しか入れてなかったっす」
という方も、お茶入れの技術は着実に蓄積されてその辺の人よりも上手なはずです。
「コピー要員でした!」
って人も、コピーの技術に関しては秀でていることになります。
「掃除大臣でした~」
って人も、掃除の技術や心得は大いに役に立ちます。
という様に、何でも言ってしまえばポータブルスキルなんですよ。
その中でも、私が実際に役に立ったなと感じたスキルを3つ紹介します。
ライティングスキル
このブログを書いていても鍛えられますが、警察においてお堅い文書の作成や予算取りのために屁理屈をこねまくった資料などを作成していた経験は、今の会社でも大いに発揮できています。
警察においては、部長クラスになるとキャリアと言われる警察庁採用の官僚です。
そういう人達には、活字ばかり並んだ文書で長々と説明しても、取り合ってくれません。
「ポンチ絵」と言われるマンガチックな資料と、通称「ワンペ」と言われる1枚物の資料で説明する必要があるのです。
難しいことをそのポンチ絵で1枚にまとめるのも結構な技術が必要です。
また、現場の人達に向けた資料でも、活字が多いと見向きもしてもらえません(;^_^A
いかに目を引いて分かりやすく、でも要点は伝わるように作成するかが良い資料のポイントです。
そういう経験は、私の中でとても大きなスキルを培ってくれたと実感しています。
もちろん表現や言葉遣いなどは民間向けに変える必要はありましたが、警察の外の世界でも十分に通用しました(*´▽`*)
という訳で、ライティングスキルはこれからの時代、マストと言っても良い位に必要なスキルです。
何をするにも文章を作ることは必要になります。
その文章を作るに当たっては、同じ事を言うにも様々な表現や言い回し、語彙があり、状況に合わせて使い分けなければなりません。
良い文章、興味を引く資料を作れるということは、表現力や語彙力、相手のニーズに合わせて使い分ける思考力も必要になるのです。
テレパシーで意思疎通するような時代が来れば変わるかもしれませんが、それまでは備えていて間違いないスキルです。
いや、テレパシーでも相手に伝えるために言葉を選び、構成を考えなければならないので、必要なスキルですね(*´ω`*)
問題解決力
私は警察において、一応幹部の端くれとして部下の監督も経験しました。
プライベートで色々な問題などを抱えている部下もいて、その問題解決に一緒に取り組みました。
その他、仕事の様々な問題やトラブルに対処してきました。
誰しも、問題に直面したら頭が真っ白になります。
そこからいかに早く立ち直って、問題を分析して解決策を見出していけるかが勝負です。
私が考える問題解決の手順は以下です。
①最優先に今起きている問題の終息を図る
②その場でできる被害の回復に当たる
③当事者とともに原因を探り、記録化する
④再発防止のために広く情報共有をする
こんな感じですかね。もちろんケースバイケースですが・・・。
そして問題解決の過程で、他人が絡むものは必ず交渉が必要になったりします。
問題を大きくするも、小さくするも、腕次第ですね(^_-)-☆
このスキルは、経験がものを言うんですよね。
でも自分が経験していなくても、情報共有などで我が事のように捉え、真剣に検証していれば培えているはずです。
問題は違えど、どこの会社に行っても対処の基本は同じです。
そして、こういういざという時に頼りになる人材は間違いなく重宝されます。
コミュニケーションスキル
何事も人との関わりなしには成し得ません。
コミュニケーションを必要としない組織など、ほぼないですよね。
そもそも面接においても必要ですし、入社後も良好な人間関係を構築する上で欠かすことのできない能力です。
特にそれなりの立場での転職となると、部下のマネジメントなどでも必須です。
仕事は、自分で全てやる訳ではありません。
むしろ、部下が中心となって実働して会社を動かしていると言っても過言ではありません。
その部下と円滑に意思疎通できないようでは、お先真っ暗ですよね。
部下だけでなく、上司に対してもちゃんと理路整然と報告して必要なやり取りをするなど、何をするにしても組織で動く限りは必要です。
もちろん、対外的にクライアントなどと折衝するにも、このコミュニケーションスキルがものを言います。
そして、忘れてはならないのが、人は結構見た目の第一印象で判断されてしまいますから、見てくれも大事だということです。
私?目つきの悪いオッサンですけど何か?(-。-)y-゜゜゜
別に自分を擁護するためにいう訳ではありませんが、見てくれと言っても美男美女、容姿端麗、紳士淑女である必要はありません。
清潔感のある、万人が常識的に好感を持てる身だしなみ、服装、姿勢、態度であれば良いのです。
この見てくれの重要性って、若いうちは気付きにくかったりするんですよね~。
これもそれなりに社会を経験してきていれば、培っているはずです。
さて( ´ー`)y-~~
長くなってしまいましたが、如何だったでしょうか?
最後に付記するならば、ポータブルスキルだけでなく、尖ったアンポータブルスキルも持っていると他人にはない大きな武器になります。
実務に役に立たなくても、話題にはできますよ(^_-)-☆
皆さんの転職の成功を祈っています。
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