人前で話すコツ3選

皆さんこんにちは♪

皆さんは人前で話をすることが好きですか?得意ですか?

私は小さい頃は大嫌いでした(;’∀’)

小学生の時、私の作文が選ばれて昼休みに校内放送で朗読することになったのですが、嫌すぎて辞退しました( ゚Д゚)

結局テープに録音して流すことになりましたが、自分の録音テープを聞きながらだと給食を食べた心地がせず・・・。

ほろ苦い思い出です(*´▽`*)

前職の警察で人材育成、特に教官を長くしていたせいもあり、今では人前で話すことにすっかり慣れました。

教官で担任を受け持っていると、クラスの朝のHRなどで必ず10分程度話します。

朝一発目の最も気の乗らない時間なので、時事問題を絡めながら如何に興味を持たせて惹きつけるか・・・ということに苦心しました。

また、授業は80分やるのですが、ウトウトさせないために如何に随所に刺激を入れるか、記憶に残るような話題、口調など、色々と試行錯誤の毎日でした。

まぁほぼ首から下の頭を使わない実技中心に教えていたんですけど(-。-)y-゜゜゜

さて( ´ー`)y-~~

職場でそれなりの立場になった人は、部下などに対して話す機会も多くなると思います。

営業職であれば、多数の相手にプレゼンすることもあるでしょう。

それだけでなく、部下から上司に話すにも上手な方が良い結果を得られやすいです。

そこで、今回は人前で話をするコツを3つお話します。

準備

私が重要視するのは、導入よりも前の準備にあります。

ケースバイケースによりますが、基本的に私は原稿をがっちり作りません。

部下の結婚式の乾杯の音頭の際にも、もっと言えば自らの結婚式のスピーチも原稿は作りませんでした(;´∀`)

なぜ原稿を作るべきではないのか。

それは、原稿を作ると原稿に頼り、頼って一度でも原稿に目をやって読めば、そのまま原稿通りに読まなければいけなくなるからです。

安きに流れちゃうんですよね((+_+))

とは言え、ノープランで人前に出れば撃沈必至です。

なので、私の場合は頭の中に話す荒筋だけをしっかりとイメージしていました。

あとはその筋の流れの中で膨らませる所、膨らませる内容も用意しておきます。

いわゆる肉付けですね。

その代わり、何度も何度も頭の中でスピーチします。

回を重ねるごとに、「あぁこの話も盛り込もう」とか「ここはくどいから削ろう」とか添削されてブラッシュアップしていました。

そうすると、だいたい何分くらいのスピーチになったかも検証できますね。

長い場合は話す優先順位の低いものから切っていきますし、短い場合は肉付けを厚くするか、肉の数を増やします。

論文や作文を作る時も、そんな感じではないですか?

文字に残る論文などの場合、しっかりと頭で構成してメモ紙などに荒筋や肉付けの概略などを書いてから作成しますが、口頭(スピーチ)の場合は「てにをは」や多少の乱文などはあまり問題にならないので気楽ですね。

さすがに講演などの規模になると話す情報量が多くなる上、受講者側に資料として原稿を渡す必要も出てきたりするので、原稿は作ります。

が、目をやるのは話が切り替わる際に間違いのないように確認する程度です。

なぜ手元の原稿を見ながらのスピーチはいけないのか。

それは、受け手を見られなくなるからです。

受け手の目、表情などから、聞いているのか否か、興味を持っているのか否かを読み取りながら話す必要があるのです。

その反応によって、予定にない刺激的な注目を集める動作を入れてみたり、わざと10秒くらい沈黙を入れたりと、受け手の注目を集めるためのアクションを入れられるのです。

原稿を読んでいたら、それらは不可能になります。

それに受け手を見ながら話す人の方が、自信ありげで格好良いですよね(*´▽`*)

アメリカの大統領なんかは、専門のスタッフがついて徹底的に鍛え上げているのでとても上手です。

同じ内容の話をしても、受け手の印象や記憶に残る度合いが大きく違って来るので大事です。

導入

話し始めの導入がとても重要なことは、皆さんも何となくでもお気付きかと思います。

それは、導入がその場の空気を作ってしまうからなんです。

そしてひとたび不穏な空気に包まれてしまった場は、なかなか挽回できません。

導入、いわゆる「アイスブレイク」ですね。

昔を思い出してください。

学校の授業で、挨拶が終わって着席した途端にいきなり授業に入って難しい話を念仏のように唱えられたら、聞く気もなくなりますよね(;´∀`)

導入の理想は、

新鮮な話題であること

導入の話題は新しければ新しい程に良いです。

よく使われるのが、導入の導入として、受け手をいじる手法です。

まさに壇上等に立ち、目の前の受け手のことをいじるのですから、最新中の最新の話題ですよね。

旬な話題やニュースなどをチェックしていないと、良い導入は作れません。

本題に繋がる話題であること

例え導入が面白くてドッカンドッカン受けても、本題に入ったら受け手が「???」となるようではいけません。

興味を誘って面白いんだけど、自然と本題に入ってる・・・のが理想です。

感情に直接訴える刺激性があること

いくら新鮮な話題であっても、いくら本題に直結する話題であっても、受け手を引き込まなければあまり意味がありません。

笑いでも恐怖でも何でも良いので、受け手の感情を刺激して心をグッと鷲掴みにしましょう。

受け手は、よほど嫌いな話し手でない限り、最初はちゃんと注目しています。

そこで最初に心を掴めれば、15分くらいは安泰です(*´▽`*)

それでも15分が限界ですね。

なので、受け手を観察して全体的にだれてきたら、タイムリーに刺激を入れましょう。

構成

いくら導入で心を掴んでも、肝心の内容がダメダメであれば台無しです。

しっかりと構成は練っておきましょう。

構成の柱としては、ベタですが「起承転結」が基本となります。

「起」が導入ですね。

「承」が導入からの本題です。

「転」で話題を変えたりして変化をつけます。

「結」で一番言いたいことを持って来ましょう。

私が構成を作るときは、まず「結」を作ります。

自分がその授業や講演やスピーチで「何が言いたいのか」ですね。

ここが一番の肝です。

これがしっかりと定まっていないと、聞き終わってから「結局何が言いたかったん??」となります。

なので、自分は何を言いたいのか、何を伝えたいのか、何を受け手の記憶に残したいのか、よく練って作りましょう。

そして、「あれも」「これも」と盛り込みたくなりますが、「一時に一事」です。

残念ながら、多くの事は受け手の心に残りません。

「これ」という一事に絞りましょう。

言いたいことが決まれば、あとは逆算して荒筋を作っていってます。

私は何も準備していなさそうに話していても、意外と準備して頭の中で練習しているんです(^_-)-☆

頭の中で練習していれば、結果的に覚えちゃいますから原稿いらず(*’▽’)

経験を積み重ねていけば肉付けの引き出しも増えていき、言いたいことを忘れてしまった時にも、別の話題を持ってくるなどのリカバリーも自然とできるようになります。

頭の中に沢山の原稿が詰まっているんですからね。

さて( ´ー`)y-~~

少し長くなってしまいましたが、参考になりましたでしょうか。

コロナが落ち着いたら、主要な団体に登録して講演活動を始める予定です。

スピーチの個別レクチャーも可能です。

是非皆さんのリクエストをお待ちしています(^^)/

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