皆さんごきげんよう♪
さて、私は警察を退職→再就職して丸2年が経とうとしています。
色々と思うところはあり、これが最善の選択肢だったとは思っていませんが、失敗だったと後悔もしていません。
大きな会社ではないので、過去の経験などを評価していただき、すぐに本社で採用なども担当させていただきました。
うちの会社は、就活サイトなどを通じて年中採用希望者が来ます。
そして、残念なことに辞めていく人も年中います。
親しくなった同僚などから、転職などの相談も受けています。
警察に残った知人や同じく辞めた人達の相談にも乗っています。
自分自身も転職時に熟考しましたし、そうして多くの人の悩みを聞いて、その結果どうなったのかを見てきました。
それらを踏まえて、今回は年代別のポイントを紹介したいと思います。
転職や再就職に当たって、参考になれば幸いです。
ちなみに、CMなどで夢見がちな「ハイクラス転職」というのは、今回のお話には当てはまりません。
ご了承ください。
~25歳
自分のやりたいことに、遠慮なくチャレンジしましょう!
まだ専門性の高いスキルは、身についていないはずです。
逆にその若さが武器です。
全然失敗を恐れる年齢ではありません(*’▽’)
起業でも何でもやってみれば良いです。
やりたいことに向けて、勉強するのも良いですね。
人生の時間は、まだまだ残っています。
ある意味で、今の仕事に見切りをつけて新たなことにチャレンジするレッドラインでもあります。
今歩んでいる道から他の道へ乗り移るのは、とても勇気のいることです。
でも、やりたくもない、面白くもない、やりがいも感じない職場にしがみついて、満足ですか?
人生は一度きり、自分の人生を自分のために真剣に考えましょう。
25~35歳
まだまだ若いです!
新たなことにチャレンジしても、身体も心も対応可能でしょう。
それなりに、一般的なスキルや専門的なスキルも身についてきていると思われます。
それらを生かせる職場を選んでも良し。
それらを生かしつつも新しいジャンルの職場に飛び込んでみるも良し。
より高い専門性を身につけていたり、どうしてもやりたいことがあるならば、起業しても十分に成功する可能性はあるでしょう。
転職には一番良い年代だと思いますね~。
採用する側としても、30歳~35歳くらいが一番欲しいです。
社会でそれなりに揉まれてきて、酸いも甘いも知っていて、常識や基本スキルも備わっていて、人付き合いも最低限出来る人が多い年代だからです。
しかも、まだまだ新しいこともすぐに覚えられるし、苦しいことがあっても守るべき家庭を持っていたりして、簡単にはくじけないですからね。
もちろん例外はいますけど(-。-)y-゜゜゜
そのために、しっかりと面接で見極めてます。
35歳~45歳
まだまだいけまっせ~。
この辺は、即戦力として期待できるところです。
無駄に生きていなければ、それなりに戦闘力は期待できます。
職歴を見れば、よく分かります(^_-)-☆
正直言って、1~3年でコロコロと仕事を変えている人は、採用したくないですね。
10年以上ずっと同じ仕事を続けていて、倒産やら家庭の事情やら何らかの理由で転職・・・という人は、この年代なら喉から手が出るほど欲しいところです。
ただ、良くも悪くも仕事に対する取組みとか姿勢とかが固まっているので、その会社に合う・合わないは、よりはっきりしてくると思います。
自分でも自分の評価を適正にできる年代でもあるので、そういう視点で次の会社選びをしましょう。
専門性がある人ならば、起業しても良いでしょう。
社会や仕事の厳しさを知っている分、あこがれだけで起業する人も少ないので、成功しやすいと思います。
45~60歳
世間的には、かなり転職・再就職の厳しいと言われる年代です。
これまで身につけた専門性を、生かせる職場を選びましょう。
さすがに50歳を超えると、残りの年数も視野に入ってくるので、会社としても育成するリソースと会社に貢献してくれて得るリターンとを天秤にかけてしまいます。
それでも、その会社に合った専門性を有していれば、採用する価値は十分にあります。
厳しいな~と感じるのは、前の職場でそれなりの立場まで行った人です。
似たような職種だったとしても、新人として謙虚に学び吸収する姿勢がないと、厳しいです。
冒頭に話した、ハイクラス転職と勘違いしている人もよく見かける年代です。
採用募集に伴うやりとりなど、全て上から目線・・・(;^_^A
もしどこも採用してくれなかったら、自分の姿勢・態度を客観的に見直してください。
60歳~
長年勤め上げた職場を定年退職して、年金が出るまでの間は働こうという年代ですね。
以前にもお話しましたが、再就職に当たっては、
「スキル」を捨てずに「プライド」を捨ててください。
定年まで勤め上げた方は特に、それなりの役職になっていたはずです。
でも、新しい会社に行ったら、そんなものは何も関係ありません。
プライドは邪魔しかしません。
自分よりも1周りも2周りも年下の人に、頭を下げてものを教わることができない人は、働かずに余生を過ごしましょう。
でも年金支給の年齢は引き上げられ続けるので、それも厳しいでしょうね(;’∀’)
今更気付いても遅いのですが、それまでに定年後に働かなくても済む資金計画を構築しておかなければならないのです。
早ければ早いほど、楽に構築できます。
詳しくは「早期リタイヤのススメ」をご覧ください。
会社として、必要なスキルを持った人として採用するハイクラス転職でない限り、待っているのは単純な労働がメインです。
よほど会社に貢献が期待できる専門性を有していない限り、会社としての期待値は残念ながら高くないのが現実です。
まぁバイトより安定して給料貰えれば良いんじゃないかな?
くらいに考えていないと、ギャップに相当苦しむことになります。
この年代では、個人的に起業はお勧めできません。
退職金などまとまったお金が手に入ったとしても、失敗するのがオチです。
我慢して、割り切って、地道に稼ぎましょう。
一番気を付けなければならないのは、健康です。
ここで無茶して身体を壊してしまっては、元も子もありませんから。
何のための老後か分かりませんもんね。
まとめ
転職・再就職は、人生の大きなイベントの一つです。
それによって、住むところや生活スタイルなどが大きく変わったりするからです。
守るべき家族がいれば、失敗も許されません。
とはいえ、そんなに重荷になってしまっても、上手くいくものも上手くいかなくなったり、無茶して我慢する・・・ということにもなりかねません。
会社なんて、入ってみなければ実態は分かりません。
なので、できれば二の手三の手を準備しておくことです。
完全なものでなくても良いので、AがダメだったらBでいく。
BもダメだったらCにする・・・などです。
保険を用意しておくことで、精神的にも気楽になれます。
とはいえ、何でも簡単に諦めていては、なにも成しえません。
「石の上にも三年」ではありませんが、よほどブラックでない限り、季節が一回りする1年は踏ん張ってみて、判断しても良いと思います。
第一印象と大きく変わったり、自分を理解してもらうことで大きく道が変わったりということもあるからです。
人生、どこに落とし穴があるか、どこにジャンプ台があるか分かりません。
分からないから面白いんですけどね(^_-)-☆
そんな生き様は如何ですか?
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