桜は儚いからこそ美しい~生と死のあり方~

皆さんごきげんよう♪

また桜の季節になりましたね(*’▽’)

桜は種類によって咲くタイミングが異なりますが、今が一番多くの種類が咲いていて見ごろでしょうか。

ちなみに、緑色に咲く桜があるのをご存知ですか?

御衣黄(ぎょいこう)桜という種類で、皇居東御苑や新宿御苑などで見ることができます。

桜といえばピンクですが、緑の桜も乙なもんですよ(^_-)-☆

この季節は、定年退職を迎える人、就職する人、転職する人、人事異動で部署が変わる人、卒業・進学する人など、人生の転機を迎える人が多いのではないでしょうか。

今回は、そんな人生に節目に盛大に咲く桜を見て感じる人生観について、とりとめもなく語りたいと思います。

散る桜 残る桜も 散る桜

桜といえば、私の大好きな

「散る桜 残る桜も 散る桜」

という言葉があります。

これは、良寛和尚の辞世の句と言われていて、意味は

「今まさに命が燃え尽きようとしているとき、たとえ命が長らえたところで、それもまた散りゆく命に変わりはない」

というものです。

儚いですね~(´;ω;`)

でも、何となく日本人らしい高潔さを象徴しているようで大好きなんです。

桜は日本を象徴する木であり、歌にもよく登場しますね。

特に命を燃やす職業である、軍歌に多く使われています。

桜の花の散り様と、兵隊さんの死に様が重なるためでしょうか。

余命1か月と宣告されたら?

ところで、皆さんは突然病気で余命1か月と宣告されたらどうしますか?

人生まだまだあると思っていたら、あと1か月・・・(;’∀’)

あれもやりたかった、これもやりたかった、あそこに行きたかった・・・などなど、思い残すことは沢山あるのではないでしょうか??

ある程度年齢がいって人生の終わりが視野に入ってくると、「終活」と言われる活動を行っている人も最近耳にしますよね。

そういう人達なら、すんなり受け入れられるかもしれません。

でもまだまだバリバリ活動的に生きている人にとっては、寝耳に水でしょう。

皆さんなら、そういう場合どうしますか?

私は、当然人生を終えるに当たって必要な身辺整理などの作業は、淡々とやるつもりです。

でも、最後の最後まで出来るだけ普段通りに生活したいかな・・・。

別に格好つけるわけではありません。

人生の終わりが見えた途端に、バタバタと慌てふためくのが嫌なんです。

だって、ただでさえその病気に人生を壊されたのに、さらに残りの余生まで壊されたくないじゃないですか。

なんか病気に全て負けるみたいで嫌なんですよ。

その病気を受け入れ、飲み込んで、それでもジタバタせずに人生を静かに終える・・・。

そんな人でありたいと思っています。

まぁその時になってみないと分かりませんけどね・・・。

めっちゃくちゃジタバタともがいてたりして(;^ω^)

桜の潔さを見習う

桜は、パッと咲いてパッと散るからこそ美しいのだと思います。

その散り際たるや、「潔し!!」という感じですよね。

これ、何か月もダラダラと咲いてたら、ここまで愛でられることもなかったのではないかと・・・。

もし桜が感情を持っていたとして、明日自分が散ると知ったらどうするでしょうね。

多分、どうもしないのではないかと思うわけです。

桜にとって、散ることは終わりを意味しません。

桜は花が散ると、葉が出てきます。

そうなんです。

桜って花が咲く前は、葉もなくただ茶色い枝があるだけで、花が散ってから目にも鮮やかな緑色の葉が出てくるんですよ。

同じ木でも一斉に花が散るわけではないので、徐々に散りつつ葉が目立ってくるようになります。

これが「葉桜」ですね。

花は散っても、葉を生やして次の生存行程に移るのです。

花は、木が生きていく上での、いち行程でしかないんですね。

人の人生も同じではないでしょうか。

何も、花が散ることが人生の終わりではありません。

人生の中には、山あり谷ありですよね。

その人生の中で、花を咲かせ、散ってはまた咲かせるのを繰り返しています。

人が死ぬことは、木が枯れることと同じです。

たくさん花を咲かせようではありませんか。枯れ果てるその日まで。

余命1か月と宣告されて、不貞腐れて何もしないのは、枯れる運命を知って花を咲かせなくなるのと同じです。

余命1か月と宣告されて、ジタバタと慌てて余生にあれもこれも詰め込むのは、枯れる運命を知って時期でもないのに慌てて花を咲かせるのと同じです。

枯れるからこそ、命尽きるまでしっかりと毎年花を咲かせる。

散るからこそ、精一杯の花を咲かせる。

精一杯咲くからこそ、散り様も美しいのではないでしょうか。

人は、遅かれ早かれ死にます。

どういう死に方であれ、それまで懸命に生を全うすることが大事なんだと思います。

どう生きるか、どう死ぬか、それは各個人次第です。

どうせなら、枯れる間際まで、精一杯きれいな花を咲かし続けたいと思う今日この頃です。

そんな生き様は如何ですか?

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