皆さんごきげんよう♪
新年度も1か月が過ぎましたね。
新社会人にとって、人生で一番長く感じた1か月だったのではないでしょうか。
大丈夫(^_-)-☆
おっさんになると、飛ぶように月日が過ぎていきますから・・・(;^_^A
さて( ´ー`)y-~~
私も若い頃に、
「先輩上司の技を盗め」
とよく言われました。
確かに先輩や上司の仕事ぶりは、新人からすれば神のようなもので、教わっても全然同じようにできずにもどかしい思いをした覚えがあります。
この「技を盗む」ということは、見よう見まねで「コツなどを学ぶ」ということですが、その先輩にしても何日も何か月も何年も積み上げてきたものであり、そう簡単に会得することはできません。
でも、先輩上司から何かを学ぼうと観察していれば、何らかのヒントが見つかるのもまた事実です。
勘違いしてはいけないのは、先輩上司から「学ぶ」のであって「真似る」のではないということです。
今回は、その違いを簡単に説明します。
真似る
これ、単なる劣化コピーです。
要は、先輩上司のやっていることを、見よう見まねで真似をしているだけなんですね。
コピーは、決してオリジナルを上回ることはありません。
よって、永遠に先輩上司を追い越すどころか、肩を並べることも不可能です。
真似の何がいけないのでしょうか。
真似自体は、良いことです。とっつきとしては・・・。
元大リーガーのイチロー選手のフォームを真似るのも良いでしょう。
真似から入るのも悪くありません。
でも、真似に終始してはダメなんです。
それは単なる猿真似に過ぎないからです。
そこには決定的なものが欠如しています。
それは、真似をしてもイチロー選手にはなれないからです。
人は一人ひとり、それぞれ違います。
タイプ的に似たグループに分けることはできても、同じ人なんて存在しません。
イチロー選手のフォームは、自分の体格や筋力、経験や得意不得意などを踏まえた上で、練り上げられてきたものです。
それをフォームだけ真似しても上手くいかないのは、誰にでも分かる話ですよね。
仕事においても、まったく同じことが言えます。
同じ仕事で同じ目標に向けて行うにしても、人それぞれ微妙にやり方は異なるんです。
それは、それぞれ話術が得意であったり、ITが得意であったり、データ分析が得意であったり、相手の心をつかむのが得意であったり、成功に向けたプロセスというのは必然的に違ってきます。
それをそのまま真似ているだけでは、とりあえず見た目は新人を脱することはできても、良い結果を出すことも、成長し続けることもできません。
では、どうすれば良いのでしょうか。
真似るのではなく学ぶ
とりあえず真似ても良いと言いましたが、そこから踏み込んで考える必要があります。
イチロー選手のフォームで例えるならば、彼はなぜそのフォームにたどり着いたのかを考察し分析することです。
彼の身体的なものに起因している部分は、同じような身体的特徴ならある程度は効果も期待できるかもしれません。
しかし、彼の経験や独自のテクニックの積み重ねに起因する部分は、真似しても意味がないどころか、マイナスの効果になる危険性もあります。
そのように、ただ真似るのではなく、分解して、自分に取り込めるものとそうでないものに分けて取捨選択することが大事なのです。
仕事も同じです。
例えば、相手の気分が良くなる言葉遣いや仕草などは、おおむね誰が真似ても同じ効果が期待できますが、酒の席で関係性を深めるなどは、酒も飲めない人は真似ても失敗するのがおちオチです。
なので、特定の人をマルパクするのではなく、この人のこの部分、あの人のあの部分など、良いとこ取りすると良いでしょう。
諸先輩方の良いところを、分解分析して理解して自分に取り込んでいくことは、まさに消化して自分の血肉となります。
自分の血肉となれば、自分独自の進化、昇華が可能です。
そうやって、人それぞれのスタイルや、得意技というものが確立していくのです。
とはいえ、先輩上司とて相当数の場数を踏んで技術を練り上げてきているので、よほどのセンスと努力がなければ一朝一夕には追い付き、追い越せません。
でも、ただの猿真似では、成長どころか大失敗するのがオチです。
成長する秘訣
では、どうすれば早く成長できるのでしょうか。
まずは、自分に合った手法を早く見つけることです。
これまでの学生生活では、最低限のルールの中でやりたいように生きてきた人が多いでしょう。
色々な経験をする過程で、自分の得意不得意もある程度は把握できているはずです。
それは、仕事にも大いに生かすことができるんです。
そう、まずは自分を知ることがとても大事です。
徹底的に自分を知ってください。
過大評価も、謙遜した過小評価もせず、自分に素直に正直に自分を分析してください。
その上で、自分の武器や弱点を知りましょう。
人はなかなか変わることは難しいです。
経験上、弱点を克服できた人を見た記憶がありません。
でも、武器(長所)を伸ばすことは誰にでも可能です。
そもそも苦になりませんよね。
経験を積めば積むほどに、その武器をどう生かすことができるのか、どう生かせば結果に結びつくのか、分かってくるはずです。
失敗しながら学んでください。
そうすることで、表面上真似されただけでは決して真似できない、自分だけの武器ができていくのですから。
それも、一つではなく、状況や場面によって使い分けられる幾つもの武器が・・・。
そうやって日々考えながら戦っている人と、ただ猿真似してその場しのぎで生きている人の差は、3日で出ます。
今からでも遅くありません。いつからでも遅くありません。
自分を知り、自分の武器を知り、尊敬する先輩上司を知り、その先輩上司の武器を知り、盗める武器は盗んで自分の武器に変えていってください。
最強じゃないですか(*’▽’)
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